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» 2021年10月13日 09時00分 公開

現場単位で稼働する揚重機などのCO2排出量を算出する機能を「Buildee」に実装製品動向

イーリバースドットコムは、建設現場施工管理サービス「Buildee」と電子マニフェストサービス「e-reverse.com」向けに、建設機械の稼働や廃棄物の運搬で生じるCO2の量を可視化する「CO2機能」を開発した。

[BUILT]

 イーリバースドットコムは、建設機械の稼働や廃棄物の運搬で生じるCO2の量を可視化する「CO2機能」を、建設現場施工管理サービス「Buildee(ビルディー)」と電子マニフェストサービス「e-reverse.com(イーリバースドットコム)」に実装した。BuildeeのCO2機能は2021年6月末にリリースし、e-reverse.comのCO2機能は2021年9月に提供をスタートした。

廃棄物の運搬に関連するCO2排出量を算出

 日本政府は2020年10月に「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」を発表し、脱炭素社会の実現を目指すことを宣言した。また、2021年4月には2050年の目標を確実に達成するために、2030年時点で2013年度と比較して46%の温室効果ガス削減を目指すこととし、建設業では、日本建設業連合会を中心に数値目標を掲げてCO2のカットに取り組んでいる。

 そして、建設業を行う各社は、目標達成に向けて施工時の再生エネルギー活用やICTの使用による設計・施工の効率化などを通じ、CO2排出量の把握とともにCO2低減に貢献する活動を推進することが求められている。

 こういったニーズ考慮し、建設会社は。省燃費運転の励行や燃費効率の高い重機と燃料の採用など、地道な活動を積み重ね、施工段階で発生するCO2を減らしている。しかし、施工で生じるCO2排出量の把握では、データの収集と集計方法で各社は工夫しているが、多大な労力と時間がかかっている

「Buildee」と「e-reverse.com」のロゴマーク 出典:イーリバースドットコムプレスリリース

 そこで、Buildeeとe-reverse.comのCO2機能を開発した。BuildeeのCO2機能は、以前より備えていた「調整会議機能※1」を利用して、現場で稼働する揚重機や機材の調整管理を行うことで、現場単位で稼働する揚重機などのCO2排出量データを算出する。

※1 調整会議機能:揚重機の使用調整や車両の搬出入管理などを行うために、元請会社や協力会社の職長などが実施する作業間の連絡調整会議をWeb上で行える機能

 e-reverse.comのCO2機能は、産業廃棄物がどこから来てどこで処理されるのかを特定するe-reverse.comを用いて、現場から発生する産業廃棄物の電子マニフェストの交付を実施することで、現場単位で廃棄物の運搬に関連するCO2排出量を弾き出す。

「Buildee」と「e-reverse.com」の「CO2機能」の概要図 出典:イーリバースドットコムプレスリリース

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