ライカジオシステムズがAI機能搭載モバイルマッピングシステム測量

ライカジオシステムズが、AI機能を搭載したモバイルマッピングシステム「Leica Pegasus TRK」を日本国内で販売開始。軽量設計で車両への搭載を含む作業を1人で実行可能。カメラから取得した情報は、AIリアルタイム処理でナンバープレートや人の顔などを判別して伏せることが可能だ。

» 2022年10月05日 08時00分 公開
[BUILT]

ライカジオシステムズは9月9日、AI機能を搭載したモバイルマッピングシステム「Leica Pegasus TRK」を日本国内で販売開始することを発表した。

 同製品は約18kgと軽量であり、車両への搭載を含む作業を1人で実行することが可能だ。さらに個人情報保護の観点から、カメラから取得した情報は、AIによるリアルタイムな処理により、ナンバープレートや人の顔などの情報も判別して伏せることが可能だ。

Leica Pegasus TRK外観 Leica Pegasus TRK外観 出典:ライカ ジオシステムズのプレスリリース

 セットアップ、操作、アプリケーションを簡素化することでマッピングを行う作業員にも対応した。ルートに沿った自発的なビジュアル・音声フィードバックにより、これまで以上に多くの人がデジタルツインの作成ができるようになるという。ほぼ全ての車両に搭載可能で、測量、交通、公共事業などさまざまな業界の技術専門家のニーズにも応えるという。

 また、マルチコンステレーションGNSSを内蔵し、GNSS信号が届かないエリアでは自動で起動するセンサーにより細部の見落としを防ぐことが可能だ。

 同製品はデータ取得や処理、最終成果物までに対応できるソフトウェア「Leica Pegasus FIELD」と連携することで、現場で自律的かつ安全にデータ収集とルートプランニングを行うことができる。また、「Leica Cyclone Pegasus OFFICE」と接続することにより、後処理や出力処理にシームレスなワークフローを実現できるという。必要に応じて拡張できる安全輸送モード付きバッテリーユニットも搭載した。

ソフトウェア ソフトウェア 出典:ライカ ジオシステムズのプレスリリース

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