ライカジオシステムズ、セルフラーニング搭載のGNSS受信スマートアンテナ製品動向

ライカジオシステムズは、正確な測位のためのGNSS受信スマートアンテナ「Leica Viva GS16」の後継機種として「Leica GS18」を販売開始した。

» 2022年06月01日 08時00分 公開
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 ライカジオシステムズは、正確な測位のためのGNSS受信スマートアンテナ「Leica Viva GS16」の後継機種として、Leica GS18(以下 GS18)を2021年11月より販売している。

GS18 GS18 出典:ライカ ジオシステムズのプレスリリース

 GS18はセルフラーニング型のGNSS受信アンテナで、「Leica GS18 T」の傾斜補正以外の全ての機能を継承しており、傾斜補正システムにアップグレードすることも可能だ。さまざまな衛星から送信される信号を受信できるため、どのような現場環境でも測定できる上、ローバー(移動局)やベース(固定局)としても使用できる。観測生データはSDカードや内蔵メモリに記録することが可能だ。

GS18 使い方・利用シーン GS18 使い方・利用シーン 出典:ライカ ジオシステムズのプレスリリース

 また、現場で使用できるソフトウェア「Leica Captivate」と組み合わせることにより、全ての計測データと設計データを表示できる上、2Dおよび3D表示でデータを容易に把握できる。同社のGSセンサーには多周波信号のトラッキング機能が標準装備されており、GNSS受信アンテナの機能と、20ヘルツのレートで位置情報を更新する機能との組み合わせにより、信頼性の高い測定品質を提供するという。なお、同製品は国土地理院機器登録の1級GNSSとして登録済みだ。

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