住友林業が遮音性能「D50」を確保した賃貸住宅向け界壁を開発し導入を開始導入事例

住友林業は、遮音性能「D50」を確保した賃貸住宅向けの界壁「高遮音界壁50」を開発した。加えて、2019年3月に開発した高遮音床(遮音50仕様)と合わせて、住友林業の賃貸住宅「Forest Maison(フォレスト メゾン)」に2022年9月8日に導入を開始している。

» 2022年09月22日 13時00分 公開
[BUILT]

 住友林業は、遮音性能「D50」を確保した賃貸住宅向けの界壁「高遮音界壁50」を開発したことを2022年9月8日に発表した。

標準的な集合住宅界壁と比べて2ランク高い遮音性能を搭載

 国内の賃貸住宅では、居住者のマナーに関するトラブルが増加している。一例を挙げると、国土交通省が発表した「平成30(2018)年度マンション総合調査結果」によれば、マンションでのトラブルについて質問したところ、対象者のうち「居住者のマナーが要因となったトラブル」と答えた人は全体の55.9%で半数を超え、具体的な内容としては「生活音」と回答した人が38%で最多となった。

 なお、国土交通省が公表した「令和3(2021)年度住宅市場動向調査」でも、賃貸住宅(普通借家)の項目では、対象者のうち「近隣住民の迷惑行為」と返答した人が39.4%でと最も多く、生活音に対する遮音対策が求められている。

 一方、国内では、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、テレワークの普及や外出の自粛などが進み、入居者の遮音性への関心、住まいの快適性、性能を必要とする一般消費者が増加している。

 そこで、住友林業株は、茨城県つくば市で保有する筑波研究所で、せっこうボードの組成、吸音材、制振材、間柱の配置といった各部材の研究と検証を重ね、高遮音界壁50を開発した。

「高遮音界壁50」の遮音性能(左)と断面イラスト(右) 出典:住友林業プレスリリース

 高遮音界壁50は、標準的な集合住宅界壁と比べて2ランク高い遮音性能を持ち、採用した室内での生活実感イメージは、隣戸のテレビ、ラジオ、会話などがほとんど聞こえないレベルを達成している。加えて、住宅の品質確保促進などに関する法律に基づく「透過損失等級(界壁)」で、国土交通大臣の特別評価方法認定による等級3「遮音性能(D50)を取得した。

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