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豪州で高さ182mの木造ハイブリッド構造の複合施設を開発、大林組：プロジェクト

大林組は、豪州に本社を構えるBuilt Pty Ltdとの共同企業体で、木造ハイブリッド構造として世界最高となる高さ182メートルの複合施設の開発を進めている。

» 2022年09月07日 09時00分公開

[BUILT]

　大林組は、豪州に本社を構えるBuilt Pty Ltdとの共同企業体で、木造ハイブリッド構造として世界最高クラスとなる高さ182メートルの複合施設開発プロジェクト「アトラシアン・セントラル新築工事」を、豪州の大手不動産会社であるDexusから受注したことを2022年8月24日に公表した。

「LEED」や「WELL」で最高レベルの認証を取得予定

　アトラシアン・セントラル新築工事は、豪州のニューサウスウェールズ州シドニー市で、オフィスや宿泊施設、店舗で構成される複合施設の開発を目的としている。建物は地上39階建てで、地下～7階まではRC造とし、7階以上を木造とする。

「アトラシアン・セントラル新築工事」で建設する複合施設の外観のイメージ　出典：大林組プレスリリース

「アトラシアン・セントラル新築工事」で建設する複合施設の内観と外観のイメージ　出典：大林組プレスリリース

　さらに、「LEED」や「WELL」といったグリーンビルディング認証で最高レベルの認証を取得できる仕様とし、建設中に排出されるCO2については通常の50％以下に抑制することを目指している。なお、今回の施設は完成後100％再生可能エネルギーで稼働する見込みだ。

「アトラシアン・セントラル新築工事」で建設する複合施設の内観のイメージ　出典：大林組プレスリリース

アトラシアン・セントラル新築工事の概要

　建物は、地上39階建てで、地下～7階まではRC造とし、7階以上を木造として、延べ床面積：は約7万5000平方メートル。所在地はオーストラリア連邦ニューサウスウェールズ州シドニー市で、敷地面積は約3500平方メートル。用途は、事務所（高層部）、宿泊・店舗施設（低層部）。

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