ジョンソンコントロールズは、建物の脱炭素化に向けた成果を保証する月額制サービス「ネット・ゼロ・アズ・ア・サービス」の国内展開を開始した。日系グローバル企業を対象としており、既に10数社と要件定義を開始している。
ジョンソンコントロールズは2022年6月13日、建物の脱炭素化に向けた成果を保証する月額制サービス「ネット・ゼロ・アズ・ア・サービス」の国内展開を開始したと発表した。
同サービスは月額制の脱炭素化ソリューションで、初期投資が不要となっている。同社が世界に有する各拠点の専門家と日本法人の担当者が連携し、顧客の海外拠点の現地施設調査から目標設定、可視化、設備提案および施工、運用開始後の保守およびメンテナンス、KPI管理までをワンストップでサポートする。
顧客は、海外の設備施工会社と直接やりとりをせずに、脱炭素化や省エネといったSDGs関連の課題を解決できる。
具体的には、まず顧客の施設内における排出根拠を明確化すべく要件定義を行う。次に、設備改修や再生可能エネルギー、グリーンエネルギー調達といった脱炭素化アプローチを提案、導入し、スコープ1(自社での燃料の使用や工業プロセスにより直接排出される温室効果ガスの排出量)やスコープ2(他社由来の電気や熱、蒸気を用いることで間接的に排出される温室効果ガスの排出量)を削減する。
同サービスは、日系グローバル企業を対象としており、既に国内大手グローバル電子メーカーなど10数社と要件定義を開始している。
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