日立製作所は、電力事業者など向けに、送電網などの設備を点検、監視および最適化するデジタルソリューション「Lumada Inspection Insights」の販売を開始する。
日立製作所は2022年5月24日、電力事業者など向けに、送電網などの設備を点検、監視および最適化するデジタルソリューション「Lumada Inspection Insights」の販売を開始すると発表した。
同ソリューションは、日立エナジーと日立ヴァンタラが共同開発した。日立エナジーのソリューション「Hitachi Vegetation Manager」および「Hitachi Map」、日立ヴァンタラのソリューション「Hitachi Image Based Inspections」および「Hitachi Intelligent Infrastructure Monitoring」で構成される。
AI(人工知能)やML(機械学習)を用いて衛星画像やLiDAR、温度分布などの写真および動画を解析し、障害や設備停止の要因を特定する。マイクロサービスをベースとした包括的な機能を搭載しており、さまざまなソースを基に設備の状態や障害要因、健全性などを単一のUIで可視化できる。
また、予測分析により運用や環境におけるリスクを評価可能。障害が発生していない段階の修繕を効率化できる。
同ソリューションを用いることで、顧客の設備点検の自動化や安全性の向上、天候関連のリスクや山火事による環境への影響の抑制などが可能となる。
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