福島県で発電規模1990kWのバイオマス発電設備の運転を開始、奥村組プロジェクト

平田バイオエナジーは、福島県石川郡平田村で開発を進めていたバイオマス発電設備「福島平田村バイオマスパワー1号」の運転を2022年5月29日に開始した。

» 2022年06月23日 13時00分 公開
[BUILT]

 奥村組の連結子会社で、木質バイオマス発電事業を行う平田バイオエナジーは、福島県石川郡平田村で開発を進めていたバイオマス発電設備2基「福島平田村バイオマスパワー1号」と「福島平田村バイオマスパワー2号」のうち、完成した福島平田村バイオマスパワー1号の営業運転を2022年5月29日に開始した。

燃料の木質チップには福島県と近隣県の林地で発生する間伐材を使用

 今回の事業は、奥村組や四国電力、岩堀建設工業の共同出資により設立した平田バイオエナジーが、発電規模1990キロワット(kW)の福島平田村バイオマスパワー1号と福島平田村バイオマスパワー2号を建設し、国産材由来の木質チップを燃料として発電事業を行うもの。福島平田村バイオマスパワー2号は、2023年4月の営業運転開始に向け、建設工事を進めている。

 さらに、燃料となる全ての木質チップには、福島県と近隣県の林地で発生する間伐材などを使い、森林整備の促進や林業振興、雇用創出によって地域社会の活性化にも貢献する。

今回の事業概要(左)と発電所所在地(右) 出典:奥村組プレスリリース
「福島平田村バイオマスパワー1号」の外観 出典:奥村組プレスリリース

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