「住まいにおける地域の地盤特性を把握しているか」と対象者に質問したところ、「いいえ」と答えた人は全体の56.0%で、「いいえ」とした人は44.0%となり、多くの人が災害へのリスクを気にしているが、自分の住んでいる場所のリスクを理解していない人が多いことが分かった。
さらに、対象者のうち住まいにおける地域の地盤特性を把握していない人に対して、「住まいにおける地域地盤の特性を知りたいと思うか」と尋ねたところ、「はい」と返答した人は87.5%で、「いいえ」とした人は12.5%となった。
加えて、「地域の特性を把握していない理由は何か」と、複数回答可能の条件で対象者に質問したところ、「地盤について調べる手段が分からないから」と回答した人は全体の51.8%で、半数を超えた。続けて、「地盤についての知識が無く、特性を調べても理解できないから」は26.8%で、「地盤について調べるのが億劫(おっくう)だから」は25.0%、「地盤について知る必要がないから」は7.1%、「その他」は3.6%。
また、「家を建てる前に、地盤は補強できるということを知っていたか」と対象者に尋ねたところ、「はい」と答えた人は全体の58.0%で、「いいえ」とした人は42.0%だった。
上記の結果から、地盤の重要性に理解を示すと回答された人が多い一方で、調べる手段が分からない人が多数いるという実態が判明した。
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