清水建設など3社、建物設備とモビリティロボットの連携サービス実証運用スマートシティー

清水建設とブルーイノベーション、オムロン ソーシアルソリューションズは、建物設備とモビリティロボットの連携サービスを開発すべく、豊洲スマートシティにて実証運用を開始する。

» 2022年05月31日 08時00分 公開
[BUILT]

 清水建設とブルーイノベーション、オムロン ソーシアルソリューションズは2022年3月、建物設備とモビリティロボットの連携サービスを開発すべく、豊洲スマートシティにて実証運用を2022年4月1日より開始すると発表した。

 3社は、豊洲スマートシティ内の大規模オフィスビル「メブクス豊洲」にて実証を進める。建物運用のデジタル化プラットフォーム機能を備えた清水建設の建物OS「DX-Core」と、複数のロボットプラットフォームを組み合わせる。

 ロボットプラットフォームを用いた建物施設とロボットとの連携基盤の構築に向けて、まずはロボット清掃サービスやロボット案内サービスの開発を進める。

実証運用イメージ 実証運用イメージ 出典:清水建設プレスリリース

 ロボット清掃サービスの開発では、ブルーイノベーションのデバイス統合プラットフォーム「Blue Earth Platform」を用いて、DX-Coreとオムロンの複合型サービスロボット「Toritoss」を連携する。Toritossがエレベーターや自動ドアと連動し、ビル内を走行しながら自動で清掃できることを実証する。

 また、ロボット案内サービスの開発では、清水建設の各種モビリティ統合制御向けプラットフォーム「Mobility-Core」とDX-Coreを用いることで、案内ロボットとエレベーターや自動ドアを連携させる。階をまたいだロボットによる来客案内サービスが可能なことを実証する。

ロボット清掃サービス(左)およびロボット案内サービス(右)のイメージ ロボット清掃サービス(左)およびロボット案内サービス(右)のイメージ 出典:清水建設プレスリリース

 将来的には、自動運転車やドローンなどを用いたサービスの開発および展開も視野に入れる。

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