三井不動産レジデンシャルと、東京電力エナジーパートナー、ファミリーネット・ジャパンの3社は協定を締結し、住宅業界初となるデマンドレスポンス型料金メニューと実質再生可能エネルギーによる高圧一括受電の標準採用を開始する。マンション入居者が楽しく前向きに、省エネルギーに取り組めるよう仕組みを整備する。
三井不動産レジデンシャルと、東京電力エナジーパートナー、ファミリーネット・ジャパンの3社は、カーボンニュートラル社会の実現に向けて協定を締結し、住宅業界初となるデマンドレスポンス型料金メニューと実質再生可能エネルギーによる高圧一括受電の標準採用を開始する。
高圧一括受電により実質再生可能エネルギーを低コストで提供し、マンション入居者が楽しく前向きに、省エネルギーに取り組めるよう、電気使用量などの見える化や節電の貢献度に応じた特典を整備する。三井不動産レジデンシャルが2022年度より設計を開始する首都圏の分譲マンションから順次導入予定だ。
再生可能エネルギー由来の電気は従来の電気より割高な傾向があり、普及促進の課題となっている。今回、3社による高圧一括受電の導入でこの課題を解決し、実質再生可能エネルギーを廉価に提供する。東京電力エナジーパートナーの一般家庭用メニューの料金(従量電灯 B・Cの基本料金と従量料金の合計金額)と比較して約5%安価になるという。
また、ファミリーネット・ジャパンの「マンション専用の情報ポータルサイト」上で最小30 分毎の電気使用量などを見える化し、消費する電力が小さいほど安い料金単価が適用されるデマンドレスポンス型電気料金メニュー「スマートプラン」を導入する。入居者自身が、家電製品の使用を分散させるなどの工夫により、電気料金をさらに下げることができ、楽しく自発的な省エネルギー行動の実現に寄与する。
さらに、入居者の省エネルギー貢献度などに応じ、「ハレクラニ沖縄」や「NEMU RESORT」などのリゾートホテルで、楽しみながら環境共生意識をはぐくむ宿泊プランや各種アクティビティ、会員制サポートサービス「三井のすまい LOOP」が提供する「エアコンクリーニング」や「換気扇クリーニング」といった省エネルギーに寄与するサービスなどの特典がある。
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