ワンタッチで分散朝礼×KY活動の電子化 「Buildee」起点の新サービス披露第10回 JAPAN BUILD TOKYO(1/2 ページ)

建設現場の情報共有は、移動や紙の管理がボトルネックになりやすい。そうした現場コミュニケーションの課題に対し、リバスタは、オンライン会議ツールの不便さを解消したデバイスが連動して自動で配信を立ち上げる「リモボード」と、紙KYの記録や共有、保管を一連でデジタル化する「Buildee電子KY」を提供している。

» 2026年02月27日 16時15分 公開
[加藤泰朗BUILT]

 リバスタは、「第10回 JAPAN BUILD TOKYO−建築・土木・不動産の先端技術展−」(会期:2025年12月10〜12日、東京ビッグサイト)の構成展「第5回 建設DX展」に出展した。

 ブースでは、主力の建設現場施工管理サービス「Buildee(ビルディー)」をはじめ、電子マニフェストサービス「e-reverse.com(イーリバースドットコム)」、建設現場のCO2算定サービス「TansoMiru(タンソミル)」、施工管理業務の標準化とノウハウ継承を支援する「GENBATON(ゲンバトン)」、建設技能者向けポイントサービス「ビルダーズポイント」などのソリューション群を一堂に展示した。

リバスタの展示ブース リバスタの展示ブース 写真は全て筆者撮影

 このうちリバスタの製品担当者が特に注目サービスとして挙げたのが、開発中のデジタルサイネージ「BANKEN サイネージ」の最新デバイス「リモボード」と、「Buildee 電子KY」だ。

ワンタッチで分散朝礼、リモボードの狙い

 BANKEN サイネージは、建設現場に特化したデジタルサイネージサービス。Buildeeと連携した独自のコンテンツ作成システム(CMS)に加え、建設現場での利用を想定したディスプレイやサイネージプレーヤーを提供する。

 Buildeeに登録した「現場配置計画」「ゲート予定」「揚重機予定」「施工体系図」などの情報と連携し、屋外でも遠方から作業者が視認しやすいようにレイアウトやデザインを最適化して表示できる。これまでに朝礼看板や仮囲いでの週間工事予定の掲示、現場休憩所での昼礼などに使われており、高い評価を得てきた。

 リモボードは、BANKEN サイネージの新ラインアップとして新開発した屋内ディスプレイだ。紐(ひも)付けた機器同士が連動して起動する点が主な特徴となっている。

新たに開発されたディスプレイ「リモボード」。ディスプレイサイズは27インチ、65インチ、86インチを用意 新たに開発されたディスプレイ「リモボード」。ディスプレイサイズは27インチ、65インチ、86インチを用意

 ディスプレイのメニュー画面で「ライブ配信」ボタンを押すと、連動した別デバイス側でも配信画面が自動で立ち上がる。片側のデバイスで配信を開始すれば、もう一方がいわば「強制的に」起動する設計だ。現場の各所にリモボードを設置すれば、朝礼会場への移動や待機といった無駄な時間の削減が期待される。担当者は「一般的なオンライン会議ツールのように双方が参加の操作をするわずらしさがなく、ワンタッチで分散朝礼を始められる」と話す。

リモボードのメニュー画面 リモボードのメニュー画面

 ライブ配信中は、Webブラウザの画面やPDFファイルなどを共有可能だ。図面を表示し、注意箇所を手書きで書き込むと、その内容は紐づけたデバイス側にも反映され、双方で確認できる。

 デバイスにはマイクとスピーカーを内蔵し、音声入出力にも対応する。発話内容は字幕表示でき、日本語の他、英語、ベトナム語、中国語の同時通訳も可能だ。

27インチの手書きの線が、65インチの画面にリアルタイムで共有。画面下には、27インチモニター前での会話が英語に自動翻訳 27インチの手書きの線が、65インチの画面にリアルタイムで共有。画面下には、27インチモニター前での会話が英語に自動翻訳

 さらに、配信内容を自動録画する機能も備える。過去の配信を振り返って、朝礼後に入場した作業員に、当日の朝礼内容を共有するといった運用も可能という。

 展示会当時、担当者は複数現場での試行を進め、「現場の声を反映しながら仕上げていく」と話していた。その後、リモボードは2026年2月17日に正式に提供を開始している。

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