トプコンは「第10回 JAPAN BUILD TOKYO」で、デジタルで変わる建築現場の視点から、従来できなかった壁や天井まで狙えるレイアウトナビゲーターやコンクリ地面の凸凹を色別で現場に投影して可視化するセンサーなどを実演して紹介した。
トプコンは「第10回 JAPAN BUILD TOKYO−建築・土木・不動産の先端技術展−」(会期:2025年12月10〜12日、東京ビッグサイト)の構成展「第5回 建設DX展」で、「変わる建築現場。変えるトプコンと。デジタルで。」をテーマに、現地調査から内装、打設中の品質管理まで、現場の各工程に必要な機器やソリューションを提案した。本稿では、墨出しと平坦性の可視化にフォーカスした注目展示3点を紹介する。
ブース正面の展示で来場者の視線を集めていたのが、新型レイアウトナビゲーター「LN-1000i」だ。直感的かつ効率的な墨出しを支援する測量機器で、従来の杭ナビ「LN-160」の上位モデルにあたる。
最大の特徴は、製品名の最後に付された「i=eye」が示す通り、カメラの搭載だ。機器からスマートフォンへ画像を送信し、画面で状況を確認しながら位置出しを進められるため、より直感的に行える。
改良点はそれだけではない。ノンプリズム測定機能で、構造物や屋内の隅部など、プリズムの設置が難しい箇所でも正確な位置出しが可能になり、内装領域での使い勝手も大きく改善した。トプコンの製品担当者は「これまで壁や天井の墨出しができなかったのは、プリズムを使う制約があったから」と説明する。LN-1000iでは測定できる角度範囲を拡大し、仰角+90度に対応。加えてレーザーポインターを搭載したことで、壁や天井へ直接墨出しできるようになった。
担当者によれば、「地墨を出すだけでも効率は上がるが、できるなら壁も天井も一気に出したいとの要望が多かった。そうした声に応える形で開発した」とのことだ。さらに、視認性の高いグリーンレーザーポインターに替えたことで、従来のレッドレーザーよりも視準点を認識しやすくなった。「LN-1000iは、内装や設備系など、これまで当社がリーチできていなかった客層向けの機器。今展で反応を探りたい」と出展の目的を語った。
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