三井住友建設は、東京都多摩市にある高層集合住宅「Brillia Tower聖蹟桜ヶ丘BLOOMING RESIDENCE」の建設作業所で、工事用電力としてグリーン電力の使用をスタートした。今回のグリーン電力活用により、同社は、環境方針「Green Challenge 2030」で定めたKPI「施工段階のCO2排出量を1990年比で50%削減」の達成に一歩近づく。
三井住友建設は、東京都多摩市で施工を進める高層集合住宅「Brillia Tower聖蹟桜ヶ丘BLOOMING RESIDENCE」の建設作業所で、工事用電力としてグリーン電力※1の使用を2021年3月11日に開始した。
※1 グリーン電力:太陽光、風力、バイオマス、水力、地熱など、自然を利用した「再生可能エネルギー」で作った電気
同社は、環境方針「Green Challenge 2030」を2018年に制定し、脱炭素社会への貢献を目指している。今回の作業所では、CO2排出削減の取り組みとして、エバーグリーン・マーケティングが供給するトラッキング付非化石証書※2を活用し、実質再生可能エネルギー100%となる電力を使用する。
※2 トラッキング付非化石証書:固定価格買取制度(FIT)対象の再生可能エネルギー電源の電気に対して発行される証書
Brillia Tower聖蹟桜ヶ丘BLOOMING RESIDENCEは、「平成31年度超高層ZEH-M(ゼッチ・マンション)実証事業」に採用されており、断熱性能の向上や効率的な設備などの導入により省エネを実現し、共用部を含むマンション全体での一次エネルギー消費量を20%以上削減する「ZEH-M Oriented」を満たす予定だ。施工段階でグリーン電力を使用することで、ライフサイクル全体を通して環境負荷が少ない超高層集合住宅とする。
Brillia Tower聖蹟桜ヶ丘BLOOMING RESIDENCEは、RC造地下1階/地上33階/塔屋2階建てで、延べ床面積は約4万7613平方メートル。所在地は東京都多摩市関戸一丁目6番外(地番)で、敷地面積は8556平方メートル。総戸数は520戸で、間取りは2〜4LDK。設計は三井住友建設 一級建築士事務所が、デザイン監修は光井純 アンド アソシエーツ 建築設計事務所が、施工は三井住友建設がそれぞれ担当し、竣工は2022年10月を見込んでいる。
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