アイカ工業は、展開する道路構造物向けコンクリート片剥落防止工法「ダイナミックレジン クリアタフレジンクイック工法」と「ダイナミックレジン クリアタフレジンクイック1500」がNETISに登録されたことを公表した。両工法は、透明度が高く施工後も目視でコンクリート下地の経過観察が可能な点と、最短1日で全工程が完了する優れた施工性に新規性があると認められ、登録に至った。
アイカ工業は、展開する道路構造物向けコンクリート片剥落防止工法「ダイナミックレジン クリアタフレジンクイック工法」と「ダイナミックレジン クリアタフレジンクイック1500」が、国土交通省の「新技術情報提供システム(NETIS)」に登録されたことを2022年2月9日に発表した。
橋梁(きょうりょう)やトンネルに使用されるコンクリートは、健全であれば非常に強固だが、中性化などの経年劣化が生じると、表面のコンクリート片に剥落が発生し、事故につながるケースもあり、社会問題となっている。
さらに、国内のインフラは高度経済成長期に集中整備されており、補修・補強が必要な施設や構造物は今後も増えていくと予想されている。そこで、アイカ工業は構造物の補修・補強分野を重点分野と位置付け、取り組みを強化している。
その一環として、同社は、ダイナミックレジン クリアタフレジンクイック工法とダイナミックレジン クリアタフレジンクイック1500をNETISに登録した。
両工法は、透明、高耐候、強靭(きょうじん)な特殊樹脂によりコンクリート片の剥落を防止しながら下地の経過観察が可能な点や補強用繊維シートが不要なため1日で全工程を完了でき施工性が高い点に新規性があると認められ、NETIS登録に至った。
また、コテでの施工に応じ、高性能特殊樹脂により優れた耐久性を実現し、塗膜の変色を抑えられる他、クリアタフレジンクイック1500は1.5キロニュートン以上の耐荷性を誇る。
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