ウィルファクトリーは、現在住宅ローンを利用している全国の男女304人を対象に、「コロナ禍が及ぼす住宅ローンへの影響」に関する意識調査を行った。調査結果によれば、全体の30%以上がコロナ禍で住宅ローン返済に頭を抱えていることが分かった。
ウィルファクトリーは、現在住宅ローンを利用している全国の男女304人を対象に、インターネット上で選択式のアンケートを用いて、「コロナ禍が及ぼす住宅ローンへの影響」に関する意識調査を2022年2月9〜12日に行い、結果を同年3月1日に発表した。
調査結果によれば、「コロナの影響で住宅ローン返済が苦しくなったと感じるか」と、対象者に質問したところ、「苦しくなったとは感じない」と答えた人は全体の65.3%で過半数となった。一方、「やや苦しくなった」は25.3%で、「とては苦しくなった」は9.4%となり、全体の30%以上がコロナ禍で住宅ローン返済に頭を抱えていることが分かった。
「住宅ローンは他の金融機関に借り換えできることを知っているか」と対象者に尋ねたところ、「知っているが検討はしていない」と回答した人は全体の60.7%で半数を超えた。
さらに、前述の「コロナの影響で住宅ローン返済が苦しくなったと感じるか」で、「とても苦しくなった」人のうち35.2%、「やや苦しくなった」人のうち37.8%が、住宅ローンを他の金融機関に借り換え可能なことを「知らなかった」とした。加えて、「苦しくなったと感じていない」人のうち、「借り換えできることを知らなかった」は24.1%で少なかった。
年齢別では、若年層である25〜34歳の住宅ローン利用者のうち41.8%が、「借り換えができることを知らない」と返答し、他の年齢層と比較して多い結果となった。
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