八千代エンジニヤリングは、コンクリート護岸の劣化をAIで自動判定するサービス「GoganGo」に捕修などの対策を判断するための「劣化診断・モニタリング機能」を追加した。今後、河川管理者と共同で新機能の有効性を検証し、河川維持管理業務の効率化を目指す。
八千代エンジニヤリングは、河川の近辺にあるコンクリート護岸の劣化をAIで自動判定するサービス「GoganGo」に、補修などの対策を判断するための「劣化診断・モニタリング機能」を追加したことを2021年2月2日に発表した。
GoganGoは深層学習技術を用いて護岸画像内の劣化領域を自動検出するもので、河川管理者から劣化を検出するだけではなく、補修などの対策を判断するための診断を自動化する機能が望まれていた。
そこで、八千代エンジニヤリングは、GoganGoに劣化診断・モニタリング機能を追加した。新機能は、河川管理者が目視判断で実施していた診断作業の効率化を実現する他、区間別の劣化を定量的に把握することが可能となり、客観的な指標に基づく適切な河川維持管理を円滑にする。
具体的には、劣化の面積、幅、延長を網羅的に算出するため、人による目視点検では得られない面的・網羅的な劣化の数量を把握できる。さらに、撮影年の異なる護岸画像に新機能を適用することで経年変化を定量的にモニタリングすることも容易だ。
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