日鉄興和不動産とオカムラが在宅勤務の実態を調査調査レポート(2/3 ページ)

» 2021年03月12日 09時00分 公開
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オフィスは「空間的な余裕があり、リラックスできる」と回答が全体の約76%

 ニューノーマルの働き方、働く場アンケート ワーカー編の調査結果によれば、「在宅ワークで個人作業の効率が上がるか」を対象者に質問したところ、「ややはかどった」と答えた人は43.8%で最多だった。次に、「とてもはかどった」は28.3%で、「変化しない」は13.7%、「まったくはかどらなかった」は7.5%、「あまりはかどらなかった」は6.6%。全体のうち、72.1%の人が在宅ワークで働いた方が「はかどる」と答えている。これはオフィスで働くときよりも邪魔をされる要素が少ないためだと考えられる。

「在宅ワークにおいて良い点はどこか」への回答 出典:オカムラ

 「在宅ワークにおいて、課題点とは何か」と、複数回答可能な条件で対象者に聞くと、「運動不足になる」と答えた人が全体の58.1%で半数を超過した。次いで、「光熱費が上がる」は48%、「仕事のオンオフが切り替えづらい」は47.4%、「仕事に集中しにくい」は35.2%、「コミュニケーションに時間がかかる」は34.5%、「コミュニケーションにズレを感じる」は33.7%、「自宅の仕事環境が充分ではない」は31.2%。「情報セキュリティに不安がある」は20%、「オーバーワークになりがちだ」は17.5%、「同居人へのストレスがある」は12.6%、「特にない」は4%、「その他」は1.3%。

「在宅ワークにおいて、課題点とは何か」への回答 出典:オカムラ

 「ニューノーマルにおいて一番仕事をしたい場所はどこか」の質問では、「自分のオフィス」と回答した人が50.4%で過半数を占めた。次に、「場所にとらわれず働きたい場所で」17%、「自宅・実家」は16.1%、「社内の他拠点」は12.2%、「会社が契約したシェアオフィス」は3%

「ニューノーマルにおいて一番仕事をしたい場所はどこか」への回答 出典:オカムラ

 「オフィスが快適だと感じる要因」について、複数回答可能の条件で対象者に質問したところ、「空間的な余裕があり、リラックスできる」と回答した人は全体の76.1%で半分を超えた。次に、「気兼ねなくオンライン会議ができる音環境」は45.6%、「軽く体を動かしたり、自席を離れて気分を切り替えられる」は43.4%、「周囲のメンバーに邪魔されずに集中できる」は38.9%、「窓を開けて外気を取り入れることができる」は31.4%、「お茶が飲める、お菓子がつまめる」は19.5%、「リビングにいるときのように落ち着く」は17.3%、「好きな音楽を聴くことができる」は10.2%。

「オフィスが快適だと感じる要因」への回答 出典:オカムラ

 「購入したいマンションについて、2020年3月末と比較し、希望する専有面積は変化したか」という質問では、「希望面積に変化はない」と回答した人が全体の56.7%で半分を上回った。次に、「以前よりも広い面積を希望」は39.1%、「以前よりも狭い面積を希望」は4.2%。

「2020年3月末と比較し、希望する専有面積は変化したか」への回答 出典:オカムラ

 一方、「購入したいマンションについて、2020年3月末と比較し、希望する間取り(部屋数)に変化はあったか」という質問では、「感染症影響前後で希望間取りに変化はない」と答えた人は全体の52%で半分以上となった。次に、「感染症影響前よりも1部屋増やしたい」は31.3%で、「感染症影響前よりも2部屋増やしたい」は9.5%、「感染症影響前よりも3部屋以上増やしたい」は2.6%、「感染症影響前よりも1部屋減らしたい」は2.4%、「感染症影響前よりも3部屋以上減らしたい」は1.2%、「感染症影響前よりも2部屋減らしたい」は1%となった。

「2020年3月末と比較し、希望する専有面積は変化したか」への回答 出典:オカムラ

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