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» 2021年02月02日 10時00分 公開

最新のFMに触れる、そして学ぶ方法(上)−Webセミナーに参加する−いまさら聞けない建築関係者のためのFM入門(9)(1/3 ページ)

本連載は、「建築関係者のためのFM入門」と題し、日本ファシリティマネジメント協会 専務理事 成田一郎氏が、ファシリティマネジメントに関して多角的な視点から、建築関係者に向けてFMの現在地と未来について明らかにしていく。今回は、JFMAが毎年開催している日本ファシリティマネジメント大会(通称:FMフォーラム)が2021年2月17日に開幕することを受け、合計70から成るセッションの概要を紹介する。

[成田一郎(公益社団法人日本ファシリティマネジメント協会 専務理事),BUILT]

◆Webでファシリティマネジメントに触れる

 一般の建築関係者にとって、ファシリティマネジメント(FM)に触れる機会は少ないかもしれない。書籍、セミナー・講演会、専門家・関係者との対話などなどあるが、もっと身近で気軽に触れる機会があれば良いと常々考えてきた。それがコロナ禍で偶然に、あるいは強制的に可能になってきている。当協会では毎年2月の3日間にわたり、日本ファシリティマネジメント大会(ファシリティマネジメントフォーラム)を開催しており、2021年で15回目になる。

 今までは、会場でのリアル開催で、延べ4000人以上の方々にご参加いただいてきたが、決まった日に出席できる方々は限られたものだった。全国の方々に参加してもらいたいのだが、なかなかスケジュールに合わせて来場いただくことは難しく、講演記録を機関誌にまとめ、紹介しているが、直接演者の話を聞ける感動とは別のものかもしれない。何とかしたいと考えてきた矢先、コロナ禍で状況は大きく一変した。

 定期的に開いてきたセミナーなども、リアルでは開催できなくなった。その対応策として、2020年8月よりWebセミナーを開催したところ、予想以上の反響で、今までの来場者数を大きく超え、2〜5倍の規模でそれも全国から参加いただけたのである。8月に試行で行った「超初級!ファシリティマネジメント入門」では、当初は50人限定で行ったがすぐに満員となり、アンコールを頂戴し、100人限定をその後2回も開催するうれしい結果となった。

 この経験を生かし、各種のWebセミナーを引き続き展開してきているが、今回ご紹介する第15回 日本ファシリティマネジメント大会(ファシリティマネジメント フォーラム 2021)も、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、全面的にWeb配信とし、全国の方々に最新のFMに触れる機会を提供すべく準備を進めている。

◆第15回 日本ファシリティマネジメント大会の概要

 今回のFMフォーラム2021のテーマは、「ニューノーマル時代の経営とファシリティマネジメント−新サスティナブル社会のまち・建築・ワークプレイス−」である。2020年初頭以来、コロナ禍で私たちは今までと同様の生活や活動が困難になり、今なお世界中で感染が拡大する中、あらためてFMとして何ができるのか、何を実現していかなくてはいけないのか考え、さまざまな立場からのご意見を伺いたいと考え企画した。

 経済産業省、国土交通省、日本経済新聞社の後援、25団体の協賛を得て、開催日程は、2021年2月17日〜26日の2週をフォーラムウイークと称し、1週の17、18、19の3日間はライブ配信、次週の2月22〜26日はビデオ・オン・デマンド配信でお届けする予定である。

 第1週は、基調講演、特別講演、JFMA賞受賞講演、各種シンポジウム。続く第2週は、企画講演、応募講演、JFMA調査研究部会講演など、合計約70のセッションが行われる。

約2週間にわたり「Web配信」で開催されるFMフォーラム2021
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