福井コンピュータは、土地家屋調査士業務支援システム「TREND REX」を販売開始。土地家屋調査士の業務全般を支援し、サブスクリプションによる提供で導入コストを軽減、リモートワークにも対応した。
建設業向けCADメーカーの福井コンピュータは2020年9月24日、土地家屋調査士業務支援システム「TREND REX」を販売開始した。現行の「TREND REGIC」のノウハウを引継ぎ、システムを基本構造から見直して土地家屋調査士の業務全般を支援する。
同システムでは、新インタフェースにより地図上での取扱事件の管理による使いやすさを実現し、同社の測量CADシステム「TREND-ONE」と連携したデータ管理を可能とした。Windowsタブレット機でのリモートワークにも対応。サブスクリプションライセンスで提供し、登録手数料は2万円(税抜き)、月額利用料は1ライセンス当たり1万円(税抜き)。
地図ベースでの取扱事件の管理によって近隣の過去の受託事件を簡単に参照可能にし、リスト表示では目的のデータを特定しやすくした。受託事件ごとにデータを一元管理し、受託事件単位で保管できる。
登記申請書作成時は、一度入力したデータを連動させ、登記情報提供サービス(PDF)を読み込むことで、ミスを防止でき、省力化できるとしている。
オンライン申請に対応し、法務省申請用総合ソフトと同様のインタフェースで申請書を作成でき、電子署名用ソフトなしで簡単に署名も行える。入力した申請情報の検査も可能だ。
また、93条不動産調査報告書を様式のイメージのまま入力でき、物件情報からのデータの取り込みや文言の登録によって、スムーズな作成を可能とした。
報酬額計算では計算書を受託事件毎に作成、総額の目安や項目ごとの加減率で見積金額の調整が行える。これを基に会計書類を一貫して作成でき、報酬額は事件簿や年計表に反映する。事件簿から集計して年計報告書を作成、区分ごとに取扱事件の件数や金額の集計を可能とした。
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