パナソニック LS社がフック引っ掛け構造で落下しにくいトンネルLED照明を発売:パナソニックが考える「2020以降の街づくり」(2/2 ページ)
KRタイプは、車道を中心に光を照射する「省エネ重視タイプ」と道だけでなく壁面も照らせる「視環境重視タイプ」をラインアップしている。
アルミ製LEDトンネル照明器具「KAEシリーズ」のKRタイプ
省エネ重視タイプは、消費電力が少ないため、電気代は抑えられるが、既設の低圧ナトリウムランプに比べ壁面を広範囲に照らせないため、トンネル照明を省エネ重視タイプに変更した部分だけ暗くなる可能性がある。視環境重視タイプは、壁面方向にも広げた配光のため、既設の低圧ナトリウムランプと入れ替えても、従来より照度が落ちない。
KRタイプは低圧ナトリウムランプの板金タイプもとプレスタイプの設置器具に取り付け可能
両タイプとも、低圧ナトリウムランプで使用していた板金タイプもしくは、プレスタイプの設置器具に装着可能で、取り付け穴の間隔にも対応しているため、配置時にアジャスト金具はいらない。
パナソニック ライフソリューションズ社の野口氏は、「HKタイプは、一般道路と高速道のトンネルで、新設時や全面もしくは部分改修、既設配線を流用といった活用が適している。KRタイプは、一般道路での使用に応じており、既設の配線器具や金具を用いて設置可能なため、部分改修やトンネル照明を少数交換する時に役立つ」と説明した。HKタイプとKRタイプの希望小売価格はオープンプライス。
- 道路灯の代わりに使えるまぶしくないエクステリア照明「Broad Washer」
パナソニック ライフソリューションズ社は、まぶしくないエクステリア照明「Cylinder Spot」と「Broad Washer」を開発した。Cylinder Spotは、光源遮光角が45度なため光源が見えづらく、内部に黒色コーン“ブラックコーン”や鏡面反射板を設けることで、照度を抑えている。Broad Washerは、表面に設けたマイクロレンズにより、まぶしさの原因になる上方への漏れ光を下方に運び、発光輝度を抑制しているが、路面を照らす能力が高いため、道路灯の代わりに使える。
- 災害時に「いのちを守る」あかり、パナソニックLS社がVRで照明点検の重要性を啓発
2019年度の販売総数で誘導灯100万基以上、非常灯300万基以上とも言われる防災照明の市場で、確固たる存在感を示すパナソニック ライフソリューションズ社は、防災照明を災害時に「いのちを守る」あかりとして、定期点検の重要性をVRや動画など多面的な方法を駆使して啓発している。
- 従業員のストレス削減に効く植物や音響システムを搭載したオフィス家具
パソナ・パナソニック ビジネスサービス(PBS)とパナソニックは、パナソニックのオーディオブランドテクニクスの音響システムを採用したオリジナルビッグテーブルやオリジナルベンチなどのオフィス家具を開発した。各オフィス家具にはストレスの削減に効き目がある植物を最適な緑視率で植栽したプランターを組み込んでおり、職場環境の改善に役立つ。PBSは2022年度までに、今回開発したオフィス家具を累計90社に導入することを目指している。
- パナソニック LS社が大阪府のオフィスで「WELL v2認証」の予備認証を取得
パナソニック ライフソリューションズ社はオフィス環境の改善を進めている。2020年6月に、大阪府門真市にある同社技術本部イノベーションセンターオフィスで、建物の快適性を評価する「WELL v2認証」における全評価項目の基準をクリアし、予備認証を取得した。
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