材料実験棟は、コンクリート系試験室、岩石/土質系試験室、分析室で構成し、建設材料の力学的特性や物性、組成を把握する試験装置を集約した施設。今回、作業環境の改善と作業効率の向上を図るため、設備機器を全面的に更新し、多様な環境条件への対応が可能な温度可変コンクリート混練室を整備した。施設規模は、S造地上1階建て、延べ824.42平方メートル。
管理棟のZEB化は、外壁および開口部の高断熱化、高効率空調、タスクアンビエント照明、昼光センサーによる調光照明などの省エネルギー技術を採り入れ、太陽光発電パネルによる再生可能エネルギーを加えることで、建物の1次エネルギー消費量を基準ビルに対して、75%以上を削減。BELS評価で、Nearly ZEBの認証を取得した。今後は、運用段階の省エネルギー効果を確かめつつ、快適性や健康性などに寄与する技術に対して実践と検証を重ね、省エネルギーで働きやすい空間づくりの推進に活用していくとしている。
管理棟は、1986年に日本初の免震ビルとして竣工し、築後33年が経過したRC造地上4階建て、延べ1330.10平方メートルの建物。
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