積水ハウスが7軒の家族ストーリーを設定したモデルハウスを「住まいの夢工場」で公開：製品動向（2/2 ページ）

[遠藤和宏，BUILT]

音楽の演奏ができる「ミュージックルーム」

　森さんちは、S造3階建てで、延べ床面積は175.92平方メートル。自然が好きな夫婦が娘と息子とともに、東京都目黒区で暮らす家をモチーフにしている。

　建物の1階には、キッチンやツリーベンチを置いたリビング、テラスなどがあり、各所に緑を採り入れている。2階には、子供用のベッドルームや勉強スペース、兄弟が遊びとして使えるテントを配置しており、3階には家族で映画観賞ができるようなテレビを備える夫婦の寝室やルーフトップテラス、衣装部屋を設けている。

左から、森さんちの外観や緑を各所に配置したリビング、家族で映画鑑賞などが行える3階の寝室

　外山さんちは、木造2階建てで、延べ床面積は283.50平方メートル。アウトドア好きな祖父母や息子夫婦、孫が、栃木県那須郡で住んでいる家をイメージしている。建物1階は祖父母の住居エリアとなっており、リビングやバーベキューテラス、寝室、キッチンなどがある。2階は、息子夫婦の住居エリアで、キッチンや在宅勤務用のワークスペースを設けたリビング、寝室などを配置している。

左から、外山さんちの外観や2階のリビング、在宅勤務用のワークスペース

　内藤さんちは、S造2階建てで、延べ床面積は283.84平方メートル。音楽が趣味の夫婦や息子、娘が、埼玉県浦和市で住んでいる家をモチーフにしている。

　建物の1階には、グランピング気分を体験できるコージーコーナーやリビング、キッチン、食事が可能なテラスなどを配置している。また、室内の4カ所にスピーカーを配置しているため、屋内のさまざま場所で音楽が楽しめるようになっている。2階には、音楽の演奏が行える「ミュージックルーム」や寝室、ベランダを設置している。

左から、内藤さんちの外観や1階のリビング、2階にある「ミュージックルーム」

　ガブリエルさんちは、木造2階建てで、延べ床面積は290.25平方メートル。東京の大学に教授として勤務する外国人男性と翻訳家の日本人妻が、子供の独立を機に、神奈川県鎌倉市に新築した建物を想定している。

　建物の1階には、こだわりのオーディオで音楽を聴けるリビングや和のテイストを意識した書斎、ダイニングルーム、キッチン、妻の琴教室用の和室など。2階には、寝室やゲストルーム、ベランダ、檜風呂を設置した浴室がある。

左から、ガブリエさんちの外観やこだわりのオーディオで音楽を聴けるリビング、和のテイストを意識した書斎

　柴門さんちは、S造2階建てで、延べ床面積は293.45平方メートル。東京都港区六本木のアートギャラリーを運営する夫とキュレータの妻が、千葉県稲毛区に新築した家をモチーフにしている。

　建物の1階には、絵画を展示した玄関や高級車をディスプレイしたガレージ、リビング、キッチンなどで構成。リビングは、ホームパーティの開催を見越し、バーカウンターや着席できるスペースを多く備えている。2階は寝室やゲストルーム、浴室としている。

左から、柴門さんちの外観や絵画を展示した玄関、ホームパーティが開けるリビング