台湾サイバーリンクが開発したAI顔認証エンジン「FaceMe」が、ビットキー開発のID連携・認証、権利処理のデジタルキープラットフォーム「bitkey platform」に採用された。第1弾プロダクトとして、マンションのエントランスオートロックなどを顔認証化するレジデンス向け顔認証ソリューションに活用される。
台湾サイバーリンクは2020年6月、同社が開発したAI顔認証エンジン「FaceMe」が、ビットキー開発のID連携・認証、権利処理のデジタルキープラットフォーム「bitkey platform」に採用されたと発表した。
FaceMeを導入したbitkey platformの第1弾プロダクトは、レジデンス向け顔認証ソリューション。既に東京都江東区のプラウドタワー東雲キャナルコートに設置され、一部居住者が利用を開始している。
FaceMeは、機械学習とディープニューラルネットワークAI技術を使用し、高速な認識速度(0.2秒以下)と高い認識精度(本人識別率99.7パーセント)、角度のついた顔でも認識する広い認識範囲を実現するリアルタイムAI顔認証エンジン。
幅広いユーザーの要求に柔軟に対応できるようIoT(モノのインターネット)用エッジデバイスからクラウドまでさまざまな環境に対応できるとしている。
高速かつ高い認識精度も特徴の一つ。認識速度は0.2秒以下、認識精度は本人識別率99.7%を実現している。速度や精度、GPU・CPU処理などをフレキシブルに設定でき、さまざまなハードウェア構成において高速かつ高精度な顔認証が可能だ。
顔認証の範囲は左右60度、上下50度をカバー。正面で静止する必要はなく、歩行中に横を向いていても顔認証される。
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