積水ハウスがエクステリア事業の強化を狙い、岐阜造園と業務提携産業動向

積水ハウスは、外構造園に実績を豊富に有す岐阜造園と業務提携を結び、エクステリア事業の基盤を一層強固なものにした。

» 2020年06月26日 09時00分 公開
[BUILT]

 積水ハウスと岐阜造園は、2020年5月15日に資本提携を視野においた業務提携を締結した。

積水ハウスが岐阜造園と業務提携で、エクステリア事業を強化

 岐阜造園は、外構造園を専業とした国内唯一の上場企業で、個人住宅から公共空間まで人と自然の関わるあらゆる空間において、エクステリアと造園緑化を提供している。同社の強みは、1927年の創業から現在に至るまでの業務で培ったエクステリアに関する工事監理とデザインのスキルや知識、技能。

 積水ハウスは、第5次中期経営計画の基本方針を「コアビジネスのさらなる深化と新規事業への挑戦」と位置付け、なかでも大規模外構造園事業に注力し、エクステリア事業を確固たるものにすると表明している。

 両社は今回の業務提携で、相互の知見や技術などを生かし、大規模分譲地や都市の再開発、新規プロジェクトの外構造園の開発で協業するとともに、魅力的な外構や造園、ランドスケープの提案力を高める。さらに、緑化による生物多様性の保全と人と自然の共生に向けたプランの実現や工事原価を減らす目的で資材の共同購入なども行う。加えて、外構造園分野での新商品・新サービスの共同開発も進めていく。

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