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» 2020年06月23日 07時00分 公開

ミライト・テクノロジーズがドローン会社設立、2024年に10.3億円の売上を目指すドローン(2/3 ページ)

[遠藤和宏,BUILT]

公園の状況を見える化するシステム

 ミラテクドローンでは、新サービスとして、大規模公園管理業務支援システム「ドローンパークマネージャー」や貯水池水質検査支援サービス「ドローンウォーターチェッカー」、ゴルフ場管理支援サービス「ハイクオリティ・ターフマネジメントシステム」を提供していく。

ドローンパークマネージャーのイメージ

 ドローンパークマネージャーは、大規模な公園やレジャーランド向けのシステムで、ドローンを用いて、園内にある設備や施設などの点検を容易にする。サービスの内容は、ドローンで園内全体を撮影した画像の提供や得られた映像のリアルタイム配信、建物や設備の状況の見える化、園内にある植物の状態の可視化。システムを導入することで、公園やレジャーランドの管理者が園内で災害や事故が発生した際に、迅速に応じられるようになる。記者発表会で、ミライト・テクノロジーズ ドローン事業部 シニアアドバイザー 中川守氏は、「大阪府吹田市の万博記念公園でドローンパークマネージャーの実証試験を行い、効果を確かめている」と手応えを語った。

ドローンウォーターチェッカーのイメージ
ミライト・テクノロジーズ ドローン事業部 シニアアドバイザー 中川守氏

 ドローンウォーターチェッカーは、水道局が貯水地で行う水質検査を効率化する。これまでは、点検員がボートで指定の地点まで赴くため、時間がかかっていた。同サービスは、ドローンを貯水地まで飛行させ、装着した採水器で水を収集するため、ボートの準備や運転が不要で、作業時間が従来の半分に減る。

 さらに、ドローンに搭載したマルチスペクトルカメラで、貯水地を撮り、水中における藻類の発生状況を可視化するサービスも提供する。神戸市水道局の実証試験では、従来2時間かかっていた貯水地の採水業務を1時間で完了することが確認されている。

 ハイクオリティ・ターフマネジメントシステムは、マルチスペクトルカメラを装着したドローンでゴルフ場を撮った画像をシステムで解析し芝の状態を見える化する。システムを採用することで、従来グリーンキーパーが目視で行っていた点検業務を短時間で進められ、目視では判別がつかない芝の劣化状況が分かるため、早期に対策がとれるようになる。なお、システムは、ドローンを使用したコンサルティングなどを展開するDISが開発した。

ハイクオリティ・ターフマネジメントシステムのイメージ

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