調査リポート
» 2020年05月18日 09時00分 公開

国交省が建設業許可業者の実態を調査、2年連続で増加し47万者に産業動向(3/3 ページ)

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複数業種の認可を受けている業者が増加傾向

 1業種だけの許可を受けている業者は22万4034者で、全体の47.4%を占め、前年同月比246者の減少となった。複数業種の許可を受けている業者は、24万8439者で、全体の52.6%を占め、同比4408者増となった。複数業種の許可を受けている業者の割合は同比0.5ポイント増えた。

 建設業許可業者数が最も多かった2000年3月末時点と比較すると、1業種だけの許可を受けている業者の割合は、全体の56.5%で、9.1ポイント減少した。複数業種の許可を受けている業者の割合は、全体の43.5%で、9.1ポイント増えた。取得業種数別に比較すると、2020年3月末時点で、増加したのは、7〜28業種の許可を受けている業者で、8業種が6793者と最も増加し、9業種(6140者)、10業種(3487者)と続く。減少したのは1〜6業種の許可を受けている業者で、1業種が11万5698者と最も減少し、2業種がマイナス3万1766者で、3業種が1万7者となった。

 建設業許可業者数を12の資本金階層別にみると、「資本金の額が300万円以上500万円未満の法人」が全体の22.4%と最も多く、以下、「資本金の額が1000万円以上2000万円未満の法人(全体の21.8%)」「資本金の額が500万円以上1000万円未満の法人(全体の17.8%)」が続いた。

 「個人」と「資本金の額が3億円未満」の法人数は、46万9906者で、建設業許可業者数全体の99.5%を占めている。

資本金階層別の許可業者数や構成比、累積構成比 出典:国土交通省

 前年同月比では、「資本金の額が300万円未満の法人」と「資本金の額が500万円以上1000万円未満の法人」が増加傾向で、個人と「資本金の額が100億円以上の法人」が減少傾向にある。

 建設業許可業者数が最も多かった2000年3月末時点の数と比べて、個人が52.1%減となる8万2404者減少し、「資本金の額が1000万円以上2000万円未満の法人」が38.0%減となる6万3060者減り、業者数の減少が顕著だった。

資本金階層別の許可業者数におけるピーク時(2000年3月末時点)との比較 出典:国土交通省

 この他、建設業以外の営業を行っている兼業業者は全体で、13万3931者となり、前年同月比1.5%増となる2007者増加し、兼業業者が全体に占める割合は28.3%となり、同比で0.1ポイント上昇した。大臣許可業者・知事許可業者別では、兼業業者は、大臣許可業者が7621者(兼業率74.3%)で、知事許可業者が12万6310者(兼業率27.3%)となり、兼業率は大臣許可業者が圧倒的に高かかった。

 さらに、一般建設業と特定建設業では、兼業業者は、一般建設業が12万1535者(兼業率27.1%)で、特定建設業が2万3818者(兼業率51.3%)となり、兼業率は特定建設業の方が高い値となった。建設業許可業者数が最も多かった2000年3月末時点では、兼業業者の割合は21.3%で、比較すると7.0ポイント上昇している。

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