竹中工務店は、シンガポールのチャンギ国際空港第2ターミナルで、2006年の大規模改修工事に続く、大型拡張工事を受注した。
竹中工務店は2020年1月、シンガポールのチャンギ国際空港第2ターミナル拡張工事を受注したことを明かした。
チャンギ国際空港第2ターミナル拡張工事は、建築主がCHANGI AIRPORT GROUPで、内装設計コンサルタントをJHBoiffilsが担当し、計画と構造設計をRSP Architects Planners & Engineersが担い、設備設計をJ Roger Prestonが受け持つ。工期は2019年11月〜2024年を予定している。
工事内容は、空港の利用可能人数を増やすために、出発と到着ロビーの配置替えや手荷物受取場、トランジットホールの改修に加えて、自動チェックインと手荷物預入機の配置を刷新する。また、手荷物2300個を収容する「全自動EBS(Early Baggage Storage、早期預け荷物保管)システム」の導入などを行う。
工事中も空港は稼働し続けるため、建築主をはじめとする関係者と連携を近密にとり、利用者への影響を最小限に抑えつつ、大規模な更新工事を進める。
竹中工務店はこれまで、チャンギ国際空港の開港時に、第1ターミナルの新築施工に携わってきた他、同空港の増改修などで、多くの実績を積み重ねてきており、今回の工事を受注する要因となったと考えている。
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