キッズウェイは、現場監督などの管理者の移動時間や確認待ち時間を削減する携帯端末向けのビデオチャットシステム「CONNET」を開発し、業界の生産性向上を推進している。
キッズウェイは、「第2回 施設リノベーション EXPO」(会期:2019年12月11〜13日、東京ビッグサイト 青海展示棟)に出展し、建設現場向けのクラウド型管理システム「CONNET」を訴求した。
CONNETは2019年10月にリリースされたiOSとAndroid向けのアプリケーションで、現場の作業員がスマートフォンもしくは、タブレット端末を使い、クラウドを介して、ビデオチャットなどの機能により、事務所の管理者と意思疎通が図れる。
具体的には、システムの専用アプリで、スマートフォンかタブレット端末で現場ごとに割り当てられたQRコードを読み込み、特定の現場のグループにログインし、その現場の管理者や作業員がビデオチャットなどでコミュニケーションをとれる。
管理者がビデオチャットにより、遠隔地から複数の現場の作業員にリアルタイムに指示と回答が行えるため、移動時間や待ち時間の削減に役立つという。
また、ビデオチャットは最大4人までの同時通話に対応している上、録画や録音にも応じているため、通話後に会話内容を確かめられる。
搭載されているホワイトボード機能は、現場で撮影した写真をビデオチャットの画面にアップロードができる他、チャットに参加するメンバーによる書き込みも可能なため、分かりやすい指示の伝達を後押しする。書き込みした画像の保存やデバイス内のファイルの共有も進められる。
キッズウェイの担当者は、「CONNETの特徴はイニシャルコストがかからないことで、30アカウントで月額2万5000〜3万円で使えるため、他社のサービスと比較して導入しやすい」と語った。
なお、対応する動作環境はiOSがバージョン11以上で、Androidがバージョン7以上だという。
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