東急不動産の物流施設開発事業は2016年にスタートし、順調に拡大を続けている。現在稼働中の物流施設が8棟で、建設・計画中の施設が4棟だという。
東急不動産は2019年11月28日、シリーズ展開している物流施設「LOGI'Qブランド」の2物件が2019年10月に竣工し、満床稼働したことを発表した。今回、完工した施設は埼玉県白岡市の「LOGI'Q白岡」と千葉県習志野市の「LOGI'Q習志野」。
LOGI'Q白岡は、敷地面積2万1657.64平方メートル、延べ床面積4万6118.76平方メートル、構造はRC造一部S造地上4階建て。駐車場は、普通自動車119台、軽自動車8台を格納可能な他、車いす用スペースを1つとトラック待機場を5つ有している。所在地は埼玉県白岡市篠津字立野834番3他。着工は2018年7月1日、竣工は2019年10月15日。
LOGI'Q白岡は、関東エリアにおけるLOGI'Qブランドの第1号案件で、1階と2階の倉庫はいずれもトラックが直接接車可能なスロープ型で設計している。施設内は、快適な空間を目指し、ドライバー用休憩室やトイレを設置し、ピクトサインにはユニバーサルデザインを採用。物流センサーを運営するトランコムによる一棟での入居が決定している。
LOGI'Q習志野は、敷地面積8308.08平方メートル、延べ床面積1万6915.50平方メートル、構造はS造地上3階建て(事務所は4階建て)。駐車場は、普通自動車30台の入庫に応じ、車いす用スペースとトラック待機場を1つずつ備えている。所在地は千葉県習志野市茜浜3丁目33番11号。着工は2018年11月30日、竣工は2019年10月31日。
1階倉庫にシーリングファンを設けており、庫内で勤務する作業員が働きやすい空調環境を構築。また、東京湾からの高潮対策として、キュービクル式高圧受電設備や自家発電設備の配置場所を高所にし、災害時にもダメージを受けにくくしている。
LOGI'Q習志野は、パッケージメーカーの東京アートの建て替え事業として始まり、テナントの要望に応じて建築を行うBTS(Build To Suit)型物流施設として建設された。
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