外出先のスマホで訪問者に対応、目黒区にIoT分譲マンション2020年末の完成IoTマンション

三菱地所レジデンスが計画を進める東京・目黒区の新築分譲マンション「ザ・パークハウス目黒本町」に、集合住宅で初となるスマートフォンと連携したセコムのインターフォンなど、各種IoT機器が導入される。

» 2019年10月29日 12時15分 公開
[BUILT]

 三菱地所レジデンスは2019年10月28日、東京・目黒区で開発を進めている新築分譲マンション「ザ・パークハウス目黒本町」に、多様なIoT機器を導入することを公表した。

宅配便の再配達問題を解消

 採用が決まっているIoTは、外出先で来訪者の対応ができるセコムの新商品IoTインターフォンの他、住戸前の戸別宅配ボックス、外から給湯・照明・エアコンを操作するパナソニックのHOME IoT システム「AiSEG2」。

 IoTインターフォンは、来訪者がエントランスのインターフォンで部屋番号を押すと、入居者のスマートフォンに着信が入る。専用アプリ上で来訪者の画像を確認して、通話やエントランスのオートロック解錠ができる。対応が難しい場合は、定型文で応答することにも対応しており、「どうぞお入りください」といった自動応答の設定も可能だ。

セコムのインターフォン IoT 出典:三菱地所レジデンス

 住戸前戸別宅配ボックスは、全住戸の玄関前に宅配ボックスを設置し、重い荷物も住戸前まで配達され、再配達手配の煩わしさも解消。セコムのインターフォンとも連携し、在宅でなくても宅配業者に応対でき、業者側にとっても配達の効率が向上し、ネット通販市場の拡大に伴い急増している宅配物の再配達問題が軽減される。

 パナソニックのAiSEG2は、スマホで、給湯機やエアコン、照明といった家電を操作。スマートスピーカーとリンクさせれば、声のやりとりだけで多様な住宅設備をコントロールできるようになる。

 ザ・パークハウス 目黒本町の所在地は、東急目黒線「武蔵小山」駅から徒歩5分の東京都目黒区目黒本町5丁目24番5他(地番表示)。構造・規模はRC造・地上7階建て、延べ床面積3088.59平方メートル。総戸数は36戸で、このうち販売戸数は24戸。IAO竹田設計の設計・監理、森本組の施工で、2019年6月に着工し、竣工は2020年12月。販売開始は同年3月を予定している。

ザ・パークハウス 目黒本町の北西外観イメージパース 出典:三菱地所レジデンス

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