三井不動産が東京都千代田区大手町一丁目2番地区で進めている「(仮称)OH-1計画」B棟上層階のホテルが、ラグジュアリーホテルブランドの「フォーシーズンズホテル東京大手町」に決まった。開業は2020年夏を予定している。
OH-1計画では、大手町一丁目の敷地面積約2万平方メートルに、オフィスを中心とした31階建てのA棟と40階建てのB棟から成る2棟の複合用途ビルを建設。2020年2月の竣工予定しており、総延べ床面積は約36万平方メートルになる見込み。
プロジェクト全体では、ホテルをはじめ、ビジネスとエンターテインメントの両方に対応した多目的ホール、皇居に面した約6000平方メートルの緑地広場などによって、多様な機能や用途を複合化させた街づくりを掲げている。
今回、名称が決定したフォーシーズンズホテル東京大手町は、三井物産と三井不動産が共同で開発している都内でも有数の大規模複合再開発プロジェクトの上層階に位置する。立地は、東京メトロ丸ノ内線・東西線・千代田線・半蔵門線「大手町」駅、都営三田線「大手町」駅に直結し、利便性に優れる。
B棟の34〜38階には計193室の客室を整備し、39階のロビーに足を踏み入れると絶好の眺望が開け、ゲストを迎え入れるという。同階には屋外テラスを完備するオールデイダイニング、シグネチャーレストラン、デスティネーション・バー、プール付きのスパ、ラウンジ、ビジネス旅行者が利用可能なプライベート・リビングルームを完備。また、3階にはボールルームと、小会議室4部屋を含む合計1300平方メートルを超えるイベントスペースがあり、結婚式や大規模なミーティングにも対応する。
ホテルの内装には、世界的なデザイナーが参画しており、アマンリゾーツを手掛けた建築家兼デザイナーのジャン・ミシェル・ギャシー(Jean-Michel Gathy)が率いる「デニストン・インターナショナル・アーキテクト・アンド・プランナーズ(Denniston International Architects and Planners)」のチームが客室、ロビーラウンジ、スパ、その他共用施設を担当。国内のラグジュアリーホテルを手掛けた「SPIN デザイン・スタジオ」も、39階に開業する3軒のレストランやバーを手掛けている。
ホテルの運営は、三井不動産とのパートナーシップ契約に基づき、フォーシーズンズ ホテルズ アンド リゾーツが行い、総支配人には、ラグジュアリーホテルでのマネジメント経験が豊富なアンドリュー・デブリト(Andrew Debrito)氏が就任する。
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