メルカリは、東京大学川原・新山研究室と共同開発している持ち運びが容易な電動モビリティー「poimo」をコンセプト展示した。
poimoは、気体の圧力で形状を保つインフレータブル構造によって、軽さや柔らかさ、堅牢性を両立し、無線給電で容易に充電できることを目指し開発中の製品。
メルカリ担当者は、「モビリティーのボディーは特製の生地で構築されており、空気で膨らませることで乗れる。脱気することで、かさばらないサイズにできるため、さまざまな場所に運搬しやすい。この携帯性を生かし、バスや電車などの公共交通機関を使用した後、目的地まで負担なく到着できる乗り物を目標に開発を進めている」と述べた。
川崎重工業は、2016年に発売した垂直多関節小型ロボットアーム「RS003N」にコントローラーを接続したパッケージ品を披露した。RS003Nは、川崎重工の6軸を持つ汎用ロボット「Rシリーズ」で最も小型・軽量なもので、アームの軽量化、高出力・高回転の小型モーターの採用により、動作速度・加速度を向上。従来機種と比べて、サイクルタイムの大幅な短縮を実現している。
仕様は、最大可搬質量3キロ、最大リーチ620ミリ、合成最大速度毎秒6ミリ、本体質量20キロ。
アームとコントローラーを一体とすることで、移動・設置が簡易な上、通常電源で動かせるため、場所を選ばずに配置できる。
川崎重工業の担当者は、「2018年に東京都江東区台場にある当社のショールームで、この製品を用いて体験教室を複数回開き、プログラミングの勉強になると、子供を中心に多くの顧客に高い評価をいただいた。現在、この一体型は現在1セットしか製作していないが、今後ニーズが拡大すれば、増産も視野に入れている」とコメントした。
この他、りんごをモチーフにしたケースと追従型運搬ロボット「THOUZER」を組み合わせた配膳ロボットや自動でたこ焼きの調理を行うロボット「OctoChef」なども出展された。
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