建設業の過不足判断は主要産業で“3番目”、人手不足感はやや弱まる産業動向(2/2 ページ)

» 2019年08月05日 06時00分 公開
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就業者数は2カ月ぶりに前年同月を上回る

 雇用関連の月次データでは、就業者数は499万人(前年同月比101.0%)となり、2カ月ぶりに前年同月を上回った。一方で公共職業安定所(ハローワーク)の新規求人数は6万8831人(前年同月比97.9%)と減少した。

建設業の就業者数と雇用者数の推移 出典:総務省「労働力調査」よりヒューマンタッチ総研が作成

 公共職業安定所(ハローワーク)における新規求人数は6万8831人(前年同月比97.9%)と減少した。

建設業における新規求人数の推移(新規学卒者とパートを除く) 出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」よりヒューマンタッチ総研が作成

 建築・土木・測量技術者(常用・除くパート)の有効求人倍率は、前年同月比0.57ポイント上昇して5.92倍となり、48カ月連続で前年同月を上回った。専門的・技術的職業の中で最も高い倍率となった。

建築・土木・測量技術者における雇用関連指標の推移(常用・除くパート) 出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」よりヒューマンタッチ総研が作成
建築・土木・測量技術者における雇用関連指標の前年同月比(常用・除くパート) 出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」よりヒューマンタッチ総研が作成

 ハローワークにおける建設・採掘の職業(常用・除くパート)の有効求人倍率は、前年同月比0.58ポイント上昇して5.21倍となった。49カ月連続で前年同月を上回っており、建設技能工についても厳しい人手不足の状況が長期化している。

建設・採掘の職業における雇用関連指標の推移(常用・除くパート)> 出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」よりヒューマンタッチ総研が作成
建設・採掘の職業における雇用関連指標の前年同月比(常用・除くパート)> 出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」よりヒューマンタッチ総研が作成
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