福井コンピュータは、データ共有クラウドサービス「CIMPHONY」の新機能を今秋から提供する。位置情報や時間軸の概念を取り入れることで、3次元データの運用などが可能になる。
福井コンピュータは2019年5月10日、同社のデータ共有クラウドサービス「CIMPHONY」の新機能を今秋から提供すると発表した。
CIMPHONYは、同社の測量CADシステム「TREND-ONE」や土木施工管理システム「EX-TREND武蔵」などと現場端末システム「TREND-FIELD」をクラウドでつなぐサービス。オフィス内のシステムと施工現場に設置したシステムの間で作成データを迅速に交換することで、業務のスピードアップと効率化を実現する。
今回の新機能では「位置情報」と「時間軸」の概念を導入した。これにより、工事現場の写真データ(電子小黒板)や3次元モデル(設計モデルや点群データ)が運用できるように改良され、工事の進捗状況もCIMPHONY上で取り扱えるようになるという。
今後はCIMPHONYを「CIMPHONY Plus」の名称で展開し、持続的なインフラマネジメントを支援するデータ流通基盤サービスとして進化させたい考えだ。
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