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» 2019年05月27日 05時14分 公開

建設・測量生産性向上展2019:1周波RTK-GNSS内蔵の施工管理タブレット、杭打ちや転圧の施工品質を向上 (1/2)

土木の測量機器システムを開発しているアカサカテックは、タブレット端末とクラウドサービス、アンテナで構成した杭打ち工事や転圧作業の施工品質を向上させる施工管理システムを販売している。専用タブレットは、1周波RTK-GNSSを内蔵し、これまでのIoT機器の機能を一つに集約。施工現場のコストを低減させる高性能な現場管理デバイスだ。

[石原忍,BUILT]

 アカサカテックは、「建設・測量生産性向上展2019」(会期2019年5月22〜24日、幕張メッセ)で、クラウドを活用した施工管理システムを出展した。このシステムは地盤改良の「Smart Pile(スマートパイル)」と転圧作業向けの「Smart Rroller(スマートローラー)」の2タイプをラインアップ。

施工設定・結果データをクラウドで一元管理

 機器の構成は、Androidデバイス「HDT280(Hevy Duty Terminal)」と、建設機械に取り付ける1周波GNSSアンテナ「AR170」。HDT280は2つのRTK GNSS受信機を内蔵し、単体でシステムを構築。Smart Pileであれば、2つのアンテナを建機に搭載することで、センチメートルオーダーの精度で杭位置を決められる。

Androidデバイス「HDT280」

 Smart Pileは、杭打ち施工機と連動し、専用端末に表示される誘導指示に従うだけで、正確な杭打ちが実現するシステム。事務所のPCから「Smart Pile Web」にアクセスし、設定を行うとクラウドにデータが上がり、現場ではHDT280上のSmart Pileを起動すればクラウドからダウンロードできる。建機のオペレーターは設定データに従って操縦することで、杭打ちを簡単に完遂。設定は、目標座標をあらかじめ入力して施工する方法と、2本の杭を基準にシフト量を入れる施工法の2通りに応じる。

 HDT280は、通信機能を備えており、施工データを随時クラウドにアップロード。今までの様に、施工結果のデータを外部メモリに記録して事務所のPCに転送する手間が省ける。建機や工区の設定、帳票出力をWebだけで完結させることが可能で、ネット環境さえあれば、どこにいても進捗管理が行える。

Smart Pileを使った施工現場
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