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» 2019年04月10日 05時28分 公開

YKK APが富山「黒部荻生製造所」に、プロユーザー向け技術提案施設「パートナーズサポートスタジオ」開設

YKK APは、富山県黒部市の「YKK AP黒部荻生製造所」内で建設を進めてきた技術提案施設「パートナーズサポートスタジオ」がオープンしたことを明らかにした。同スタジオは、YKK APの製品群や技術を提案するホームビルダーや設計事務所などプロユーザーを対象とした施設。隣接する「YKK AP R&Dセンター」や「価値検証センター(VVC)」の機能拡張として、建材やインテリアの商品展示や技術の訴求を行っていく。

[BUILT]

 YKK APのプロユーザー向け技術提案施設「パートナーズサポートスタジオ(PSスタジオ)」が、富山県のYKK AP黒部荻生製造所内に正式オープンした。

安全で快適な住まいづくりを多角的に提案

「パートナーズサポートスタジオ」外観 出典:YKK AP

 PSスタジオ開設の意図は、ここ数年、住まいに求められる生活者のニーズが高まる一方で、建築業界では深刻な職人不足や高齢化に加え、施工品質への要求が一段と高まっていることがある。こうした背景を受け、YKK APではパートナーであるプロユーザーが抱える個々の課題や要望に応じて、保有する技術と高品質に基づく提案から課題解決策を具現化し、一緒になって「快適で安全・安心な住まいづくり」を目指す場となることを目的としている。

 黒部荻生製造所は、窓、ドア、シャッターなどを製造する生産工場やYKK AP R&Dセンター、価値検証センターが所在するYKK APにおける技術の中核拠点。北陸新幹線「黒部宇奈月温泉駅」に近接し、首都圏から約2時間半の立地であり、国内外から訪れるプロユーザーへの技術提案の拠点となっている。技術の集積地として研究開発を行うYKK AP R&Dセンターと、商品価値の評価/検証を行う価値検証センターを合わせた3施設が連携して、さまざまな技術情報や価値提案をワンストップで提供していく。

 PSスタジオは、「トレンドゾーン」「テクニカルゾーン」「トライアルゾーン」の3エリアで構成。トレンドゾーンは、実物大の住宅モデルを使って、窓、玄関ドア、エクステリアまわりの考え方やコーディネイトを3つのテーマで提案する。家1棟トータルデザインでは、住宅外観を美しく、機能的に演出するコーディネート。ローエネコンセプトは、快適な室内環境のための光、風、熱の上手なコントロール。窓まわりのネットワーク化は、ITを活用した窓まわりの安全と安心を検討する。

実寸大の住宅モデルが置かれた「トレンドゾーン」 出典:YKK AP

 2つ目のテクニカルゾーンは、商品の品質や技術をテーマごとに提示。安全/安心では、施工時や住居使用時の安全性に関する技術を検討し、施工では省施工/リフォーム/開口部の耐震補強などの現場課題を解決する技術の研究。商品品質では、樹脂窓を中心に商品品質への理解を深める。このゾーンでは、商品を間近にしながら、技術提案やフェンスの施工研修なども行う。

 トライアルゾーンでは、省施工などの木造建築現場の課題に対応する新たな取り組みを提案していく。

「テクニカルゾーン」 出典:YKK AP
樹脂窓の品質を検討する「テクニカルゾーン」 出典:YKK AP

 PSスタジオの概要は、S造、平屋建てで、延べ床面積1413平方メートル。このうち展示エリアは1132平方メートル。設計を監修したのは日本設計、設計・施工は大和ハウス工業で、2018年8月に着工し、同年12月に竣工。2019年3月18日にオープンした。投資金額は、建物、外溝、設備を含め約4億円。今後は、年間200件の個別提案をしていくという。

「テクニカルゾーン」での施工研修 出典:YKK AP

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