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» 2019年04月03日 10時11分 公開

免震タワー型マンションの新構法「Sulatto Tristar Tower」が、鴨川のシニア向けトライスター型マンションに初適用

三井住友建設の免震タワー型マンションの新構法「Sulatto Tristar Tower(スラット トライスター タワー)」が、千葉県鴨川市で建設されるシニアレジデンス「(仮称)パークウェルステイト鴨川計画」に実案件として初採用された。真上から見るとY字型をしたトライスター型マンションの眺望確保と、開放感ある居住空間を実現する。

[BUILT]

 三井住友建設は、免震タワー型マンションの新構法として開発した「Sulatto Tristar Tower(スラットトライスタータワー)」が、千葉県鴨川市で建設されるシニアレジデンス「(仮称)パークウェルステイト鴨川計画」に実案件として初採用されたことを明らかにした。

プロジェクトの特性に合わせ、2モデルから選択

 新構法のSulatto Tristar Towerは、三井住友建設オリジナルの集合住宅設計システム「SuKKiT(スキット)」の技術を応用し、発展させたもの。Y字の形をした“トライスター型”マンションの眺望に優れ、開放感あふれる居住空間を実現する地上120メートルクラスまでの計画が可能な免震タワー型マンションの構法。

「(仮称)パークウェルステイト鴨川」のイメージパース 出典:三井住友建設

 トライスター型の建物形状を生かした合理的な構造フレームにより、付加価値の高いタワー型マンションが可能になる。プロジェクトの特性に合わせた2つのモデルがある。

 モデル1は、構造要素を建物中央部に集め、柱と梁(はり)の構造架構を部分的に集約したオリジナル構造フレーム「グリッドフレーム」を建物端部とすることで、住戸内を横断する梁を最少化。住戸プランニングや階層ごとのプラン切り替えなど、設計の自由度が大きく向上する。さらに、外周部は扁平梁にすることができ、ハイサッシによる明るく開放的な住戸となる。

モデル1の平面イメージ 出典:三井住友建設

 モデル2は、建物端部のグリッドフレームと住戸境にバランス良く配置する構造フレーム(梁または耐震壁)で、住戸開口面の梁が無くなり、天井いっぱいのハイサッシによって、明るく開放的でダイナミックな眺望に恵まれた住戸が実現。眺望に優れる“トライスター型”マンションのメリットを最大限に生かせる。

モデル2の平面イメージ 出典:三井住友建設

 「(仮称)パークウェルステイト鴨川」は、標高46mの高台に位置する22階建てのトライスター形状のマンション。3分の2の住戸からは、太平洋や前原・横渚海岸の海岸線が一望できる。

 60歳以上を対象にした「シニアのためのサービスレジデンス」で、三井不動産レジデンシャルが建物を開発した後、三井不動産レジデンシャルウェルネスに建物を賃貸し、同社が老人福祉法に基づく有料老人ホームとして運営する。

 企画設計とデザイン監修は浅井謙建築研究所、基本設計/実施設計/施工を三井住友建設が担当した。所在地は千葉県鴨川市浜荻字鰐口944の一部他。

 構造規模は、鉄筋コンクリート造/鉄骨造で、地下1階/地上22階建て、延べ床面積約4万7423平方メートル。着工は2018年12月1日、竣工は2021年7月の予定で、総戸数は473戸となる見込み。

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