全国24万台ものエレベーターを管理している業界トップの三菱電機ビルテクノサービスは、エレベーターメンテナンスの契約に、今後のトレンドとなる“セキュリティ”と“スマートデバイス”の機能を追加した新サービスを展開する。
三菱電機ビルテクノサービスは、三菱エレベーターの新たなリモートメンテナンス契約「ELE FIRST-i plus(エレファーストアイプラス)」を2019年4月1日に提供を開始する。
ELE FIRST-i plusは、従来のメンテナンス契約「ELE FIRST-i」に4つの新機能を追加した三菱エレベーターの新メンテナンスサービス。標準で「遠隔故障復旧」「メモリカード録画」「Webサービス」の機能があり、オプションでは、マンション居住者などエンドユーザーのEV利便性も改善される「スマートフォンサービス」なども用意されている。
契約したエレベーターは、24時間365日連続で遠隔点検が行われる。三菱電機ビルテクノサービスの全国8拠点ある情報センターで、常時エレベーターの情報を監視し、故障が起きる前に変調をキャッチして故障を防ぐ。深夜などの利用が少ない時間帯には、診断運転モードへと切り替え、より高精度の点検を無人で行い、安全を確保する。
万一、エレベーターが停止してしまった場合には、センターで受信した信号を自動解析して、安全と判断されれば復旧指令をリモートで送信。エンジニアの到着を待つまでもなく、すぐにエレベーターが元通り動き出す。
箱の中に人が閉じ込められてしまったら、センターに自動通報され、オペレーターの操作によって約10分で利用者を救出。復旧を待っている間は、従来の音声だけでなく、より閉じ込められた利用者が安心感を持てるように、箱内のディスプレイにオペレーターの姿が表示される。
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