「今までの経験、スキル、保有している資格が生かせる」についての年齢層別の回答結果を見ると、「非常に重視する」と回答した人の比率は20歳代が29.4%、30歳代34.5%、40歳代43.5%、50歳代48.6%となっており(図表4)、年齢層が高くなるほど「今までの経験、スキル、保有している資格が生かせる」を重視する傾向が高まる。
年齢層別の傾向を詳細に見ると次のようになる。
20歳代で「非常に重視している」と答えた人の比率が最も高いのは、「給与が高い」「休日が多い」「会社の雰囲気・人間関係が良い」「勤務地が自分の希望に合っている」(いずれも47.1%)であった(図表5)。
この中で、「給与が高い」と「休日が多い」を「非常に重視している」と答えた人の比率は、全ての年齢層の中で20歳代が最も高くなっており、20歳代では、給与の高さと休日の多さを非常に重視する傾向が特に高いといえる。
一方、「非常に重視している」と答えた人の比率が最も低いのは「研修・教育体制が充実している」(11.8%)、「残業が少ない」(17.6%)となった。
30歳代で「非常に重視している」と答えた人の比率が高いのは、「会社の雰囲気・人間関係が良い」(48.3%)、「勤務地が自分の希望に合っている」(46.6%)、「建設技術者としてのスキルを向上させることができる」(46.6%)、「やりがいのある仕事ができる」「会社の経営が安定している」「会社の将来性が高い」(いずれも44.8%)となっており、働きやすい環境や仕事内容を非常に重視する人が多く、給与や休日を非常に重視する20歳代との違いが鮮明になっている(図表6)。
一方、「非常に重視している」と答えた人の比率が最も低いのは、「研修・教育体制が充実している」(24.1%)、「残業が少ない」(22.4%)となった。
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