埼玉最大規模のマンション「SHINTO CITY」開発着手再開発(1/2 ページ)

駅周辺の大掛かりな再開発によって、2000年にはわずか1万5000人ほどだった乗車人員が、16年には5万人を越えた「さいたま新都心駅」。県内最大規模の分譲マンション「SHINTO CITY(シント シティ)」が2018年9月に着工する。周囲にも都市公園、公共公益施設、半導体やレンズの製造メーカー、アパレル企業の新本社など、続々と周辺一帯を含めた街づくりの一大プロジェクトが計画されている。

» 2018年06月08日 06時00分 公開

 東京建物、住友不動産、野村不動産、近鉄不動産、住友商事、東急不動産の6社は、埼玉県さいたま市の新都心エリアに、県内最大規模となる総計画戸数約1400戸の分譲マンション「SHINTO CITY(シント シティ)」の開発を本格的に始動する。同エリアは「さいたま都市計画事業北袋町1丁目土地区画整理事業施行地区内7街区1画地」の一部にあたる。

長谷工コーポレーションの設計・施工で9月末着工

 シント シティは、総計画戸数約1400戸、総開発面積2万6000m2(平方メートル)を越える第1〜3街区で構成する大規模計画。JR京浜東北線・東北本線・高崎線「さいたま新都心駅」から徒歩5分の好立地にあり、同様条件下でのマンション開発は県内で22年ぶりのものになるという。

シント シティの建設予定地、第1・2街区=6月6日、さいたま新都心

 周囲には、2004年の開業から規模を広げる商業施設面積7万8000m2の大型複合商業エリア「コクーンシティ」をはじめ、さいたまスーパーアリーナやさいたま赤十字病院、行政機関の合同庁舎、オフィスビルが立ち並び、利便性も非常に高い。マンションの販売期待値も高いエリアといえる。シント シティの分譲は2018年6月に資料の受付を開始し、2018年秋のモデルルームオープンを予定している。

第1・2街区建物外観完成予想図 出典:東京建物

 第1・2街区は総戸数1000戸で概要は次の通り。敷地面積1万8800.03m2、建築面積1万1066.96m2、延べ床面積9万2638.59m2(容積対象75190.50m2)。構造はRC造、地上15階建て、高さ45.74m。設計・施工は長谷工コーポレーション、管理は東京建物アメニティサポート(予定)。着工は2018年9月30日、竣工は第1街区が2020年12月下旬、第2街区が2021年12月中旬をそれぞれ予定している。第3街区は建築確認申請前であるため、取得後に詳細を発表する。総戸数は概算400戸。

計画地周辺エリア図 出典:東京建物

 シント シティのメインコンセプトは、「住む人がより多くの幸福を感じられる街をつくりたい」で、より豊かな住環境を追求する。住戸バリエーションは3LDK〜4LDK(66.40〜92.15m2)で、ファミリーライブラリーやファミリークロークなどを設置し、さまざまなライフスタイルに合わせた間取プランを提供するという。

第1・2街区中庭から見た建物完成予想図 出典:東京建物

 共用部には、1万人以上の生活者を対象に実施した「幸せに関するアンケート」の結果をもとに、商品・サービスを考案。ラウンジをはじめ、キッズルームやキッズパーク、パーティルーム、ゲストルーム、スタディーブース、ミニコンビニなど多彩かつ多目的な施設を「センターテラス」に集約し、雨の日でもイベントを楽しめ、子供が安心して遊べるように配慮。地域交流企画や子育て支援施設も計画している。さらに、約2880m2の緑地空間「センターフォレスト(中庭)」や「コミュニティーガーデン(共用菜園)」などのオープンスペースも用意。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.