安全確保のためのもう1つの目玉商品が、NETISにも登録された「レーザーカーテン II」だ。レーザーによって危険区域の境界に見えない壁を作り、危険区域への侵入を察知すると稼働中の建機の動作をストップさせる。
レーザーによって危険エリアを設定し、侵入を検出するシステム自体は以前から存在した。だが、レントのオリジナル製品は、従来の課題だった「設定の難しさ」と「警告の限界」を解決した。
第1の革新ポイントは、ユーザー自身による「簡易的な設置と設定」の実現だ。類似製品では、設置場所を変更するたびにメーカーの技術者を呼び、出張設定を依頼しなければならず、多大な時間とコストを要していた。レーザーカーテンは、ユーザーが現場でタブレットを操作し、検知エリアを自由に作成できる。そのため、工期が頻繁に変化する建設現場でも、柔軟に運用可能だ。
第2の革新ポイントは、建機との連動による「自動停止機能」だ。従来は、センサーが侵入を検知すると音や光で警告を発するのが一般的だった。しかし、建機の稼働中は大きな音が発生するため、警告音が聞き取りにくく、事故を防げないケースも散見された。そこでレントは、高所作業車やバックホウなどの車両本体とレーザーカーテンのシステムを連動させ、危険エリアに侵入した瞬間に「機械を強制的に止める」仕組みを構築した。
バックホウが作業中に誤って、鉄道の線路側に侵入しそうになるなど、事前に設定したラインを越えようとすると自動的に建機の動作が停止する。高所作業車での挟まれ事故や接触事故でも、作業者が周囲の確認を怠っても、システムが物理的に動きを止め、最悪の事態を回避できる。
レーザーカーテンによる建機連動システムは、鉄道近傍工事での線路侵入防止、道路工事の一般車両通行帯へのブーム突出防止など、具体的なリスクシナリオに対して高い効果を発揮する。こうした「物理的な安全の担保」こそが、現在の建設現場が最も必要としているソリューションだろう。
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