日立製作所と日立ビルシステムは、ビルDXを支援するデジタルサービス「BuilMirai」のサービス体系を拡充し、入退室管理、ビル設理、エネルギー管理の3サービスを順次提供する。
日立製作所と日立ビルシステムは2026年8月25日、ビルDXを支援するデジタルサービス「BuilMirai(ビルミライ)」のサービス体系を拡充し、入退室管理/ビル管理/エネルギー管理の3サービスを順次提供すると発表した。ビルオーナーや管理者は複数のシステムを個別に運用することなく、ビル運営の状況を一元的に把握可能になる。
日立と日立ビルシステムは2025年10月、日立の次世代ソリューション群「HMAX for Buildings」の中核となるデジタルサービスとして、BuilMiraiをas a Service型で提供開始した。人/設備/エネルギーに関するデータをつなぎ、ビル運営の効率化や高度化を支援するデジタルサービスとして発展させている。
今回のサービス拡充では、これまで個別に管理していた入退室、設備、エネルギーの情報をクラウド上で統合し、ビル運営全体を支える共通デジタルサービス基盤へと進化させる。設備管理やエネルギーマネジメント分野で提供してきたサービスや機能もBuilMiraiへ順次統合し、導入後も機能を追加/更新できるサービスモデルへ転換する。人/設備/エネルギーのデータを連携させることで、業務効率化や運営負担の軽減、脱炭素化への対応を支援するとともに、AI活用に向けたデータ基盤を整備する。
新たに提供するのは「スマート入退室管理サービス」「スマートビル管理サービス」「スマートエネルギー管理サービス」の3サービス。個別で利用できるほか、BuilMirai上で連携する。スマート入退室管理サービスを皮切りに2026年8月以降、順次受注を開始する予定だ。
スマート入退室管理サービスは、スマートフォンやICカードを活用し、利用者ごとの通行権限管理やエレベーター連携などにより利便性とセキュリティを両立する。人の移動や利用状況に関するデータを蓄積し、利便性向上や運営効率化に役立てる。
スマートビル管理サービスは、設備の稼働状況や警報をリアルタイムで監視する。スマートフォンやWebブラウザから複数拠点を一元管理できる他、日立ビルシステムの管制センターと連携した監視/一次対応サービスにより、管理業務の効率化と運営負荷の軽減を支援する。
スマートエネルギー管理サービスは、エネルギー利用状況の可視化や分析、レポート作成を支援。エネルギーマネジメントダッシュボードの刷新やZEB関連レポートへの対応により、顧客の省エネルギー活動や脱炭素経営の推進を支援する。
今後はBuilMirai上で人/設備/エネルギーのデータ連携を進め、AIによる設備予兆診断や設備停止抑制、電力供給制御、エネルギー最適化などの機能を順次拡充する計画だ。ビルの運営状況をリアルタイムで把握し、課題を先回りして検知/最適化するAI活用型ビルマネジメント基盤への進化を目指す。
対象施設についてもオフィスビルに加え、データセンターなどのミッションクリティカル施設へ展開する。将来は社会インフラを支える多様な施設や現場業務への応用も見据えている。
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