燈は、東光電気工事と共同で、施工計画書作成を効率化するAIシステム「施工計画書作成サポートシステム」を開発した。
燈は2026年8月5日、東光電気工事と共同で、電気設備工事の施工計画書作成をAIで支援する「施工計画書作成サポートシステム」を開発したと発表した。過去の施工図面の効率的な検索と対話型AIにより、施工計画書の作成からExcel形式での一括出力までを支援する。
電気設備工事の着工前に義務付けられている施工計画書は、工事概要や施工体制、安全管理計画などからなる重要書類だ。その中で、施工手順や現場配置を示す施工図面は、過去の同規模工事を参考に図面を調整したり、車両や機器のパーツを再利用しながら作成したりする作業が生じる。一方で、過去の図面や知見が担当者ごとに蓄積されているため、必要な資料の探索に時間を要することやフォーマットのばらつきが課題となっていた。
両社が共同開発した施工計画書作成サポートシステムは、テキストや画像で条件を指定することで、社内に蓄積された膨大な過去の施工図面を効率的に検索できる。また、AIとの対話形式で入力した情報を基に工事概要のたたき台を自動生成するほか、施工体制図や工程表なども画面上の操作で作成でき、施工計画書一式をExcelファイルとして一括出力する。システムの導入により、従来多くの時間を要していた資料探索や作成業務の負担を軽減し、熟練者のノウハウを社内全体で共有/活用できる体制の構築を支援する。
システムには、テキスト検索だけでなく、画像をアップロードして過去の施工図面を検索できる「類似画像検索機能」を搭載した。AIが車両や機器の配置形状などの視覚的特徴を分析してリストアップするため、テキスト検索では見つけにくい、見た目が似ている図面が瞬時に特定できる。トラックやクレーンなどのオブジェクト配置を流用した作図、過去の類似現場を参考とした図面作成の効率化が可能になる。
また、AIとの対話で、工事名や発注者、施工者などの基本情報を入力することで工事概要のたたき台を自動生成する。生成した文章は手動修正に加えAIへの追加指示による再修正も可能。施工体制図、工程表、搬入機器リスト、安全管理計画、作業員名簿なども作成できる。
システムは東光電気工事で運用中の業務基盤と連携し、既存の業務フローの中でスムーズに移行できる設計とした。
今後は、実務で作成した図面データを自動的に検索対象へ蓄積し、利用頻度に応じて検索精度が向上する仕組みを構築する。また、利用者からのフィードバックを基にシステム品質の改善や対象工種の拡大にも取り組む。
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