住友電設はDXの一環として、安全教育のデジタル化にも取り組んでいる。AIを活用した職長向けeラーニングシステム「MASTER-DX」は、AIとの対話を通じて現場で求められる判断力や安全知識を習得できるアプリケーションだ。演習問題として用意された労働災害事例から学習テーマを選択し、AIとチャットしながら危険要因や対策を学ぶ。
演習問題として用意された労働災害事例から学習テーマを選択すると、AIが「災害原因や問題行動は何か」と問いかける。利用者が自然言語で回答すると、AIが内容を分析し、災害防止に必要な行動などについて理解を深めるための追加の問いを投げかける。一方的に教材を読むのではなく、対話を通じて考えながら学べる点が特徴だ。
学習後は、「積極性/多角性/探求性/具体性/実践性」の5項目でスキルを評価。レーダーチャートで可視化し、評価項目の詳細な理由も提示される。理解度を確認するための4択クイズも搭載する。
2025年4月ごろから社内運用を開始し、約800人の技術者が利用している。ポイント付与によるインセンティブも設け、通勤時間や休憩時間を利用した自主学習にも活用されている。若手社員や経験の浅い作業員が自ら学べる環境づくりにつながっている。
住友電設は遠隔臨場による現場管理の効率化に加え、人材育成のデジタル化にも取り組み、施工品質と安全性の向上を図っていく。
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