ソフトウェアでは、「SIVION Web」と「SIVION Editor」を展示した。SIVION Webは、SIVION WingやSIVION WearableなどのLiDARで取得した3D点群データを活用するためのWebベースの運用管理システムだ。まずドローンやウェアラブル型ソリューションで点検対象を撮影し、そのデータをもとにリアルタイムで点群マップを作成して、マップ上で点検経路を設定する。作成した経路に沿って、ドローンやロボットを自動制御する仕組みも備える。
点検やモニタリング対象の現場を管理できる他、生成された3Dポイントクラウドデータを使った長さや面積の計測、点検モニタリング経路の作成、AI分析結果の確認にも対応する。
SIVION Editorは、点検後の画像解析やレポート作成を支援するソフトウェアだ。取得した画像データをもとに3Dモデルを作成し、そこから2D画像を出力。その画像をAIが解析し、ひび割れなどの損傷を検出する。担当者は「約40万件のデータを学習させており、人が書いたチョークや水滴の跡、蜘蛛の巣なども区別して、ひび割れや損傷箇所のみを検出できる」とAIの精度の高さを強調した。
点検後の画像整理や損傷の確認といった後処理を一括で扱える点も特徴の1つだ。例えば、補修単価を登録しておけば、検出した損傷箇所をもとに補修費用の概算を算出できる。また、ボタン操作で分析結果を文章、写真、表などにまとめ、Word形式のレポートとして書き出せる。担当者は「レポートはデフォルトの様式も用意しているが、コンバーターを通じて国土交通省が指定する様式への書き出しにも対応する」と実用性の高さをアピールした。
SIVION WebとSIVION Editorを使うことで、ドローンによるデータ取得からAI解析、レポート作成までを一気通貫で完結できる。担当者は「橋脚2本程度の橋梁であれば、ドローン撮影に1〜2時間、分析に1日、レポート作成まで含めても1週間程度で終えられる」と語り、インフラ点検における圧倒的な業務効率化への自信をみせた。
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