パソナJOB HUBとEpicAIは、建設業界におけるAI活用の前提となる業務整理や標準化、データ構造化をBPOで担い、各社の業務ルールに即したAI活用を実現する「AI活用型BPO」の共同事業化を目指す。
パソナJOB HUBは2026年5月18日、AIスタートアップのEpicAIと、建設業界向け「AI活用型BPO」の共同事業化に向け協業を開始した。建設業界全体の事務作業は年間100万時間を超えるといわれている。AI活用型BPOでは、AI活用に必要な業務整理/データ整備を担い、業務の整理や標準化からAIが参照可能な構造化データへの変換までを一気通貫で支援することで、建設現場の負担軽減につなげる。
両社は1年半後をめどに、建設工事計画届など約15種類の業務で作業時間約60%削減を目指す。将来は現場業務負担の最大80%削減を視野に、建設業界のコア業務領域への展開を進める方針だ。
パソナJOB HUBは、建設業界向けBPOサービス「施工管理事務支援サービス」を通じて培った現場の知見に加え、建設業界に精通した約1000人のプロフェッショナル人材を有する。一方、EpicAIは、東京大学や東京工業大学などの研究機関でAIの研究や社会実装に携わったメンバーを中心に構成され、先端AI技術を活用したAI実装コンサルティングや業務フロー全体の再設計(BPR)を強みとしている。
AI活用型BPOの主な特徴は、AI導入前の業務整理/構造化から一気通貫で担う体制、AI導入後も精度向上を継続するナレッジ循環の実現、建設業界の専門業務に対応したカスタマイズ展開の3点。両社の強みを掛け合わせることで、企業ごとに異なる業務フローや書類、判断ルール、例外処理などを整理/構造化し、大規模言語モデル(LLM)をはじめとする先端AI技術を活用したAI活用型BPOサービスの共同展開を進める。
AI導入前からの一気通貫支援では、パソナJOB HUBが現場業務の受託やAIが参照可能な構造化データの整備を担い、EpicAIはLLM技術を活用して各業務に最適化したAIを実装。業務データの準備から導入後の定着までワンストップで支援する。
また、現場で発生する例外業務や判断に対しては、AIが処理案を提示し、パソナJOB HUBの専門人材が内容を確認、補正を実施。結果を新たな業務ルールとして整理し、業務ノウハウが更新/蓄積される仕組みを構築する。さらに建設工事計画届などの専門知識や複雑な判断を要する非定型ドキュメントについては、AIによる自動処理と人による確認と補完を組み合わせることで、業務効率化と品質向上を図る。
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