J.I developerは、足場図面をAIで自動生成するBPOサービス「J-smart 足場図面」の提供を開始した。作図依頼フォームに建物情報を入力するだけで、AIが建物形状を認識して最適な足場配置を演算。平面図や立面図、詳細図、強度計算書を生成し、労基署提出対応フォーマットで納品する。
外壁大規模修繕工事をメインにAI技術開発も手掛けるJ.I developerは、足場図面をAIで自動生成するBPOサービス「J-smart 足場図面(通称:ジェイスマ)」を2026年4月に正式ローンチしたと発表した。サービス開始以降、平均して1日1社ペースで新規取引登録が進んでいるという。
新サービスは、足場図面の作成を丸ごと代行する。専用サイトの作図依頼フォームに建物情報を入力するだけで、AIが建物形状を認識し、最適な足場配置を演算する。
生成される図面は平面図、立面図、詳細図に加え、地域別データ(風荷重、自重、梁枠など)を複合処理した強度計算書を含む。平面図であれば最短2分でできあがる。図面生成後は品質チェックを経て納品する。なお、納品図面は労働基準にも準拠している。
発注側に求められるのは、わずか5分のフォーム入力のみ。外注先探しや要件共有、差し戻し対応といった従来の煩雑なやり取りは一切必要ない。
料金は従量課金型で、基本図面(トレース込み)が1枚1万5000円、強度計算書が1枚3000円〜、道路占用と使用図が8000円〜で、月額固定費は発生しない。修正は2回まで無償だ。
J.I developerによると、2026年4月のローンチ以降は平均して1営業日あたり1社ベースで新規取引登録が進行しており、開発協力企業数と合わせると累計数十社に導入されたという。
代表取締役 CEO 嶋崎大輔氏(崎はたつさき)は、「建設業の現場で見てきた“図面が止まると、工事が止まる”という構造課題に対し、AIとBPOの掛け合わせで正面から答えを出した。1日1社のペースで取引が広がっている事実は、業界の期待そのものだと受け止めている」と話す。
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