log buildは、建築現場の情報をデジタル化し、関係者にリアルタイムで共有するリモート施工管理プラットフォーム「Log System」を展開する。現役の工務店経営者が開発した現場目線のツール群に加え、遠隔管理チームが現場管理を代行するサービスも提供。施工管理の効率化や品質向上を支援する。
log build(ログビルド)は、第31回「建築・建材展2025」(会期:2025年3月4〜7日、東京ビッグサイト)に、建築現場の可視化と管理の効率化を支援するリモート施工管理ソリューション「Log System(ログシステム)」を出展した。
Log Systemは、建築現場の品質や安全、進捗管理を遠隔から行える施工管理プラットフォームだ。360度VR空間を通じて現場内の状況を歩き回るように確認できる「Log Walk」をはじめ、スマートフォンを用いたリアルタイムな遠隔指示ツール「Log Meet」、スゴロク形式で簡単に施工報告書を作成できるノーコードツール「GENBA.R」などの現場のデジタル化を多角的に支えるツール群を提供。これに加え、log buildのオペレーターが建築会社に代わり遠隔で現場の品質/進捗管理を行う「リモートダイコウ」を展開している。
log buildの代表取締役 中堀健一氏は、建築業界で約30年の経験を有し、建築会社ecomoの経営者でもある。自らが職人や現場監督として歩んできた経験から業界の効率化や品質向上の必要性を感じ、2020年にlog buildを設立。実効性の高いソリューションを開発してきた。
log buildの担当者は「当社のサービスの強みはLog Systemの各種ツールの提供にとどまらず、デジタルシフトのノウハウを提供するDXコンサルティング、リモート代行まで、遠隔施工管理に必要な幅広いサービスを提供できる点にある」と語る。
リモートダイコウは、みなとみらいの拠点に常駐する約20人のオペレーターが、建設会社に代わって現場確認を代行するサービスだ。標準施工要領書の整備から品質管理チェックシートの作成、シートに基づいた遠隔管理までを一貫して請け負う。担当者は「現場の人手不足は深刻化している。徹底したマニュアル化で属人性を排し、専門知識がない未経験者でも一定の管理品質を担保できる仕組みを構築した」と説明する。
各ツールも、現場での使い勝手を重視して設計した。市販の360度カメラとスマートフォンを組み合わせて現場の状況を撮影し、クラウド上にVR空間を生成するLog Walkは、現場で作業する技能者の声を取り入れて開発した。「カメラとアプリの連携にパスワード入力などの必要がなく、撮影やアップロードもボタンを押すだけのシンプルな操作で、現場での定着率が高い」と担当者は明かす。
蓄積されたVRデータや報告書は、施工管理だけでなく、施主への資料や社内の新人教育用ツールとしても活用できる。現場に足を運ばずに状況が分かるだけでなく、過去の事例を資産として活用できる点も高く評価されているという。
これまでにハウスメーカーから小規模工務店まで、延べ8万件以上の現場で導入実績がある。担当者は「最近はメンテナンス会社などからも相談を受ける機会が増えている。それぞれの会社が抱える固有の課題を聞きながら、最適な運用プロセスを提案していきたい」展望を語った。
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