パナソニック スイッチギアシステムズは2026年1月20日、HEMS対応住宅分電盤の新モデル「FLEXIID smart」を発表した。計測アダプターの標準搭載による高度なエネルギー管理機能に加え、業界最薄をウリにした100ミリという優れたデザイン性と、電気工事士不足を見据えた施工性の向上を実現。2026年4月1日に発売し、脱炭素社会に向けた住宅エネルギーマネジメントの中核を担う製品として展開する。
パナソニック スイッチギアシステムズは2026年1月20日、住宅向け分電盤「FLEXIID smart(フレキシード スマート)」を発表した。新型の分電盤は、2025年に創立90周年を迎え、新たな事業スローガンとして掲げる「電気の安心をずっと。未来への挑戦をもっと。」を具現化した製品だ。
また、2027年4月から適用されるGX(グリーントランスフォーメーション)志向型住宅の新たな省エネ基準「GX ZEH」「GX ZEH-M」を見据え、エネルギーマネジメント機能を標準化するとともに、深刻化する電気工事士の不足に対応するべく施工効率の向上にも配慮した。インテリアに溶け込む意匠性も追求し、分電盤の価値を「隠すもの」から「見せるもの」へと進化させた。
FLEXIID smartの発売日は2026年4月1日で、希望小売価格は13万7170円〜35万8600円(税込み/工事費別)。2026年度中に2万3000面の販売数を目標としている。
FLEXIID smartの特長は、「HEMS機器との親和性」「施工性に配慮した設計」「くらしに調和するデザイン」の3つ。
HEMS機器との親和性は、経済産業省が現行の住宅省エネ基準「ZEH」「ZEH-M」よりも高い省エネルギー性能の実現を目指して策定した省エネ基準のGX ZEHとGX ZEH-Mへの対応だ。2027年度から始まる厳格な省エネ基準で、住宅の外皮性能に加え、再生可能エネルギーの導入や一次エネルギーの消費量削減などの要件が盛り込まれている。そのため、導入する機器には高度なエネルギーマネジメント機能が必須となる。
FLEXIID smartでは、エネルギー計測のアダプターを標準搭載し、電圧計測の設定を自動化した(コンパクトブレーカ1Cモジュールの場合)。また、分岐電流センサーによって、CT(変流器)無しで最大43回路までの電流計測を可能にしている。
パナソニック スイッチギアシステムズ 代表取締役社長 井田瑞人氏は、「住宅のエネルギーマネジメントを効率化するには、分電盤がHEMS機器と確実に連携することが重要だ」とし、パナソニックのHEMS機器「AiSEG(アイセグ)」シリーズとFLEXIID smartが連携することで、家全体のエネルギー状態を見える化し、効率的な省エネに役立つことを説明した。
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